大日本印刷(7912)の配当金診断。安定と見るか、増えていないと見るか。

勝手に配当金診断!

今回は印刷大手の大日本印刷(7912)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

大日本印刷の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての大日本印刷株:★★☆☆☆

年間配当利回りは配当狙いで考えると物足りないです。これまでの配当推移を見ると、増配する可能性・減配する可能性は低そうな感じで安定しているとみるか、増えていないと見るか難しいところです。

では詳しく見ていきましょう!

大日本印刷の株価と財務の情報を確認

まずは大日本印刷の株価指標と財務状況を確認していきます。

大日本印刷の株価指標の確認、割安な感じですね

株価:2,921円

PER:11.7倍

PBR:0.74倍

時価総額:9,267億円

注:2022年10月11日のデータ

大日本印刷の配当利回りと配当性向を確認

大日本印刷の年間配当金は64円予定、株価は2,921円なので予想年間配当利回りは約2.2%です。

予想配当性向は約25%です。配当利回りは配当狙いで考えると物足りないですね。配当性向は問題なさそうです。

大日本印刷の財務状況の確認

自己資本比率:58.4%

ROE:9.2%

ROA:5.4%

PBRは割安ですね。自己資本比率は高めで問題なさそうです。

大日本印刷とは

大日本印刷とは総合印刷会社です。印刷だけでなく、ディスプレイや電子デバイスなどのエレクトロニクス分野、最近では環境、エネルギー、ライフサイエンス分野にも事業を拡大しています。

参照:大日本印刷|Wikipedia

大日本印刷の配当金について確認

大日本印刷の過去10年間の配当金推移を確認

大日本印刷の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金はかなり長い期間、年間64円ですね。安定していると見るか、増えていないと見るか難しいですね。配当狙いの長期保有では増えてほしい気持ちもありますね。

大日本印刷の配当方針について

大日本印刷の配当方針は「安定配当を行うことを基本とし、業績と配当性向などを勘案して実行していきます」としています。

これまでの配当推移をみると増える可能性も減る可能性も低そうな感じですね。

参照:利益配分に関する基本方針|DNP大日本印刷

大日本印刷の配当権利日と支払い時期はいつ?

大日本印刷は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

大日本印刷の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の大日本印刷の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期は最終損益が赤字、2022年3月期は最終利益が大きくなっていますね。利益は結構ばらつく印象ですね。特別利益とか特別損失が結構ある感じですかね?2023年3月期の予想は良い感じですね。

株価チャートの動きを確認

大日本印刷の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 大日本印刷株価チャートより

株価3,000円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。ここ数年は比較的一定の幅で株価が動いているので、2,000円くらいが狙い目ですかね。利回り的にもそこまで下落したら保有を考えたい感じですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします