NTTドコモ(9437)の配当金診断。高利回りだが配当性向が上昇
勝手に配当金診断!
今回はNTTグループ企業の通信会社NTTドコモ(9437)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
NTTドコモの配当金狙い総合評価結果
配当狙いとしてのNTTドコモ株:★★★☆☆
現在の年間配当利回りは高く財務状況はかなり良好です。しかし、配当性向が高いので増配はそろそろ限界が近いかも。とはいえ、現状の配当がキープ出来れば十分です。
では詳しく見ていきましょう!
NTTドコモ(docomo)とは
NTTドコモ(docomo)とは携帯電話の無線通信サービスを提供する会社で、NTTの子会社です。NTTが発行済み株式の6割以上保有しています。NTTグループの営業利益の7割を稼ぎ出すので稼ぎ頭ですね
NTTドコモの株価と財務の情報を確認
まずはNTTドコモの現状の確認ですね。
NTTドコモの株価指標から株価の割高度を確認していきます。
株価:2,838円
PER:15.1倍
PBR:1.74倍
時価総額:9兆1,629億円
注:2020年9月11日のデータ
NTTドコモの財務状況の確認
自己資本比率:72.0%
ROE:11.2%
ROA:8.1%
財務状況は問題ないですね。株価は割高ではないものの割安って感じでもないですね。
NTTドコモの配当金について確認
NTTドコモ10年間の配当金推移を確認
過去10年分のNTTドコモの配当金の動きを確認していきます。

配当金は右肩上がりでしっかり推移してますね。2021年3月期も増配予定です。配当金が増えている銘柄は配当金狙いをしたくなりますね。
NTTドコモの配当利回りと配当性向を確認してみた
NTTドコモの年間配当金は125円、株価は2,838円なので予想年間配当利回りは約4.4%です。
高い配当利回りですが、予想配当性向は66.7%と高い水準ですね、これはやや気になる点ですね。一時的な配当性向上昇は問題ないですが、50%以上が続くとなると警戒します。
NTTドコモの配当方針について
NTTドコモの配当方針は「連結ベースの業績、財務状況及び配当性向に配意しながら、安定性・継続性を考慮」としています。
うーん、具体的な数値目標を出していないので判断が難しいところですが、これまでも見てもいきなり大きく配当を減らす可能性は低そうですね。
NTTドコモの配当権利日と支払い時期
NTTドコモは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
NTTドコモの利益の推移と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
NTTドコモの過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2019年3月期は営業利益が1兆円を突破しましたが、2020年3月期は下落、2021年3月期は少し持ち直す予定ですね。
株価チャートの動きを確認
NTTドコモ10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 NTTドコモ株価チャートより
株価チャートの動きはかなり順調ですね。たまに下落する時があるので、その時に買うのを狙いたいですね。今も少し下落した場所なので狙えそうな感じですね。とはいえ2,500円前後で狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします