アルバック(6728)の配当金診断。配当回復も株価上昇で利回り物足りない
勝手に配当金診断!
今回は半導体・有機ELなどPFD製造装置に強みのあるアルバック(6728)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
アルバックの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのアルバック株:★★☆☆☆
年間配当利回りは物足りないです。近年でも利益減少により減配しているので長期の安定配当としてもやや狙いにくい感じです。株価も過去と比較して高めです。
では詳しく見ていきましょう!
アルバック(6728)とは
アルバックは、主に産業・研究機関向け真空装置を製造する企業です。ディスプレイ・半導体・電子・電気・金属・機械・自動車・化学・食品・医薬品業界向けに開発・製造を行っています。
アルバックの株価と財務情報を確認
まずはアルバックの株価指標と財務状況を確認していきます。
アルバックの株価指標の確認、割安感はない
株価:5,860円
PER:12.6倍
PBR:1.53倍
時価総額:2,892億円
注:2022年9月12日のデータ
アルバックの財務状況の確認
自己資本比率:53.3%
ROE:10.7%
ROA:5.7%
指標に割安感は無いですね、財務状況は問題なさそうです。
アルバックの配当金について確認
アルバックの過去10年間の配当金推移を確認
アルバックの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

昔は赤字になったことで配当が無配の時もありますね。2022年6月期は配当が回復、2023年6月期は増配予定ですが、長期の安定配当狙いとしてはやや狙いにくさがありますね。
アルバックの配当利回りと配当性向を確認
アルバックの年間配当金は141円予定、株価は5,860円なので年間配当利回りは約2.4%です。
予想配当性向は約30%です。配当利回りはやや物足りないですね、予想配当性向は問題なさそうです。
アルバックの配当方針について
アルバックの配当方針は「財務基盤の状況や各年度の連結業績及び配当性向等を総合的に勘案し実施」としています。
過去には減配しているので今後も利益が減れば減配する可能性は高そうですね。逆に利益が伸びれば増配しそうですね。
アルバックの配当権利日と支払い時期はいつ?
アルバックは期末の一括配当を実施してます。6月末が決算です。少し珍しいですね。
期末配当の権利日:6月末
期末配当の支払日:9月頃
アルバックの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
アルバック過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は2011年6月期-2013年6月期が赤字です。2018年6月期はよかったですが、そこから減少していますね。ここ数年は利益が戻っているので、ここから更に利益が増えると配当も増えそうですね。
株価チャートの動きを確認
下記はアルバック10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 アルバック株価チャートより
株価6,000円辺りは結構上昇した位置ですね。今の株価、配当利回りでは配当狙いは難しそうですね。3,000円くらいが狙い目ですかね。とはいえ、そこまで下落した時は注意も必要ですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします