ノーリツ(5943)の配当金診断。安定しながら業績連動感もあり・高い利回り

勝手に配当金診断!

今回はガス・石油給湯器大手のノーリツ(5943)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

ノーリツの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのノーリツ株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当性向も高いです。DOEも目安にしているので、ある程度の安定に期待が持てますが、利益がどうなるかを見ていきながら慎重に狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

ノーリツの株価と財務の情報を確認

まずはノーリツの株価指標と財務状況を確認していきます。

ノーリツの株価指標

株価:1,686円

PER:32.5倍

PBR:0.59倍

時価総額:819億円

注:2025年2月28日のデータ

ノーリツの配当利回りと配当性向を確認

ノーリツの年間配当金は71円予定、株価は1,686円なので予想年間配当利回りは約4.2%です。

予想配当性向は約137%です。高い配当利回りですが、予想配当性向はかなり高いですね。

ノーリツの財務状況を確認

自己資本比率:59%

ROE:3.3%

ROA:2.0%

自己資本比率は問題ないですね。

ノーリツ(5943)とは

給湯機器、温水暖房機器、厨房機器を中心に住宅設備機器の製造販売を行うメーカーです。給湯器の国内シェアは2位です。

参照:ノーリツ|Wikipedia

ノーリツの配当金について確認

ノーリツの配当金推移を確認

ノーリツの配当金がどのように推移しているのかグラフにして見ました。

安定推移していた配当ですが、2021年12月期に大きく増配、2022年12月期は減配しています。2025年12月期は増配予定としていますね。

業績連動感もありますね。

ノーリツの配当方針について

ノーリツの配当方針は「2024年度から2026年度までの3ヵ年について「連結配当性向50%」または「DOE2.5%」のいずれか高い方を選択」としています。

DOEも目安としているので安定に期待が持てますね。

参照:配当・株主還元|ノーリツ

ノーリツの配当権利日と支払い時期はいつ?

ノーリツは年2回、中間と期末の配当を実施してます。12月末が決算です。

中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃

期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃

ノーリツの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

ノーリツの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は不安定な推移ですね。2020年12月期の純利益は赤字ですが、2021年12月期に大きく回復していますね。その後も不安定な推移をしているので慎重に見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

ノーリツの株価チャートの動きです。

株価1,700円あたりはここ数年で見ると安くはない位置ですね。利回り的には十分狙えそうな感じですが、長期保有の配当狙いとしては利益を見ながら慎重に判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします