伊藤ハム米久ホールディングス(2296)の配当金診断。記念配当実施でかなり高い配当利回りに
勝手に配当金診断!
今回は伊藤ハムと米久を傘下に置く伊藤ハム米久ホールディングス(2296)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
伊藤ハム米久HDの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての伊藤ハム米久HD株:★★★☆☆
年間配当利回りは記念配当実施予定で高い利回りです。これまでの配当は安定しており、DOE目安で記念配当を除いた今後の安定にも期待が持てますが、利益推移に気になる感じもあるので、しっかり確認していきたいです。
では詳しく見ていきましょう!
伊藤ハム米久HDの株価と財務の情報を確認
まずは伊藤ハム米久HDの株価指標と財務状況を確認していきます。
伊藤ハム米久HDの株価指標の確認
株価:4,950円
PER:16倍
PBR:0.98倍
時価総額:2,845億円
注:2025年5月9日のデータ
伊藤ハム米久HDの配当利回りと配当性向を確認
伊藤ハム米久ホールディングスの年間配当金は320円予定、株価は4,950円なので予想年間配当利回りは約6.5%です。
予想配当性向は約103%です。高い配当利回りですが、予想配当性向も高いですね。
伊藤ハム米久HDの財務状況の確認
自己資本比率:61.1%
ROE:4.6%
ROA:2.8%
財務状況に大きな問題はないですね。
伊藤ハム米久HD(2296)とは
伊藤ハム米久ホールディングスは、伊藤ハムと米久を傘下に置く日本の持株会社です。ハム・ソーセージ大手一角で業界2位です。
伊藤ハム米久HDの配当金について確認
伊藤ハム米久HDの配当金推移を確認
伊藤ハム米久HDの配当金がどのように推移しているのかグラフにして見ました。

ここ数年の配当は増配していますね。減配はしておらず良い感じですね。2026年3月期は普通配当が145円、記念配当が175円で大きく増配予定ですね。あくまでも記念配当なので、今後どうなるか確認したいですね。普通配当のみでの利回りは約2.9%ですね。
伊藤ハム米久HDの配当方針について
伊藤ハム米久HDの配当方針は「DOE3%以上、累進配当」としています。
2026年は記念配当が大きいですね。DOE目安、累進配当としていますが、記念配当は別と考えた方がよさそうですね。
伊藤ハム米久HDの配当権利日と支払い時期はいつ?
伊藤ハム米久HDは通常は年2回、中間と期末の配当を実施してます。(2026年3月期は記念配当を第1四半期末、第3四半期末に実施)
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
伊藤ハム米久HDの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去の伊藤ハム米久HDの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益はばらつきがありますね。純利益が減っているのは気になりますね。2026年3月期は持ち直す予想なので今後の利益がどうなるか、しっかり見ていきたいですね。
株価チャートの動きを確認
伊藤ハム米久HDの株価チャートの動きです。

株価5,000円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。利回り的には十分狙えそうですが、記念配当分が大きいので慎重に判断したいですね。
伊藤ハム米久HDの株主優待は何?
伊藤ハム米久ホールディングスの株主優待は3月末に実施していますね。200株で5,000円相当のグループ商品ですね。200株なので注意が必要ですね。自社製品の優待なので悪くは無いですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします