日本特殊陶業(5334)の配当金診断。高め利回りだが株価は高い位置。安定＋業績連動方針

2024年7月19日

勝手に配当金診断！

今回は点火プラグ・センサーで世界最大手の日本特殊陶業(5334)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日本特殊陶業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日本特殊陶業株：★★★☆☆

年間配当利回りは高めで、配当方針でDOEもあるので、ある程度の安定配当に期待が持てます。しかし、株価は過去と比較するとかなり高い位置です、長期の安定配当狙いとしては利益を見ながら判断していきたいです。

では詳しく見ていきましょう！

日本特殊陶業の株価と財務の情報を確認

まずは日本特殊陶業の株価指標と財務状況を確認していきます。

日本特殊陶業の株価指標の確認

株価：4,717円

ＰＥＲ：11.3倍

ＰＢＲ：1.47倍

時価総額：9,631億円

注：2024年7月19日のデータ

日本特殊陶業の配当利回りと配当性向を確認

日本特殊陶業の年間配当金は166円予定、株価は4,717円なので予想年間配当利回りは約3.5%です。

予想配当性向は約40%です。配当利回りは高めですね、予想配当性向は大きくは問題ないですね。

日本特殊陶業の財務状況の確認

自己資本比率：65.4%

ＲＯＥ：13%

ＲＯＡ：8.5%

自己資本比率は問題ないですね。

日本特殊陶業(5334)とは

日本特殊陶業はスパークプラグ、セラミック製品を製造するメーカーです。主力のスパークプラグは世界のほぼ全ての自動車メーカーに採用されています。

参照：日本特殊陶業｜Wikipedia

日本特殊陶業の配当金について確認

日本特殊陶業の過去10年間の配当金推移を確認

日本特殊陶業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2022年3月期、2023年3月期は大きく増配していますね。しかし、2021年3月期は減配しているので安定配当狙いとしては慎重にみたいですね。

日本特殊陶業の配当方針について

日本特殊陶業の配当方針は「DOE4%程度を下限とする安定部分＋配当性向10％程度を目標とする業績連動部分」としています。

ある程度、安定しながらも業績連動で上乗せがあるという感じですね。

参照：株主還元について｜日本特殊陶業

日本特殊陶業の配当権利日と支払い時期はいつ？

日本特殊陶業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

日本特殊陶業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

日本特殊陶業の過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益はばらつきがありますね。2022年3月期は結構伸びて増配したという感じですね。今後も利益次第で配当に期待が持てそうですね。

株価チャートの動きを確認

日本特殊陶業の10年間の株価チャートの動きです。

株価4,700円あたりはかなり高い位置ですね。配当利回り的には狙えそうですが、株価は買いにくい位置なので、利益の状況を確認しながら狙いたいですね。

注：長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします