コマツ(小松製作所)(6301)の配当金診断。配当大きく回復で今後の安定に期待

勝手に配当金診断!

今回は建設機械大手のコマツ(小松製作所)(6301)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

コマツの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのコマツ株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、予想配当性向は問題ないです。配当が大きく回復しているので今後の安定に期待ですが、業績連動の印象もあり安定配当としてはやや狙いにくさがあります。

では詳しく見ていきましょう!

コマツの株価と財務の情報を確認

まずはコマツの株価指標と財務状況を確認していきます。

コマツの株価指標の確認、割高感は特になし

株価:3,721円

PER:10.3倍

PBR:1.23倍

時価総額:3兆6,235億円

注:2023年11月16日のデータ

コマツの配当利回りと配当性向を確認

コマツの年間配当金は144円予定、株価は3,721円なので年間配当利回りは約3.9%です。

予想配当性向は約40%です。配当利回りは高く、予想配当性向は問題ないですね。

コマツの財務状況の確認

自己資本比率:51.3%

ROE:13.7%

ROA:6.7%

財務状況は特に問題ないですね。

コマツ(小松製作所)とは

コマツ(小松製作所)とはショベルカーやブルドーザー、フォークリフトなどを製作している会社です。石川県小松市が発祥なので小松製作所という名称です。

元プロ野球選手の松井秀喜選手がイメージキャラクターをつとめていたこともありますね。

参照:小松製作所|Wikipedia

コマツの配当金について確認

コマツの過去10年間の配当金推移を確認

コマツの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期は減配、2021年3月期もさらに減配ですね。安定していた配当ですが、連続減配なのは結構痛いですね。2022年3月期に結構回復して、2023年3月期も大きく増配しているので今後の安定に期待ですね。

コマツの配当方針について

コマツの配当方針は「連結配当性向を40%以上」としています。

2020年3月期、2021年3月は減配しましたが、利益が戻ればしっかりと配当に還元しそうですね。

参照:配当金について|株主・投資家情報|小松製作所

コマツの配当権利日と支払い時期はいつ?

コマツは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

コマツの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のコマツの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期はかなり良かったですが、2020年3月期は結構落ちましたね。2021年3月期も新型コロナウイルスの影響で更に落ちていますね。2022年3月期、2023年3月期は結構回復しているので、これからに期待ですね。

株価チャートの動きを確認

コマツの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 コマツ株価チャートより

株価3,700円あたりは高めの位置ですね。今後の配当が安定するなら、利回り的に狙えなくもないですが、3,000円以下がおいしそうですね。もちろん、そこまで下落する時は利益や配当をしっかり確認したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします