コマツ(小松製作所)(6301)の配当金診断。利益減少で連続減配当!
勝手に配当金診断!
今回は建設機械大手コマツ(小松製作所)(6301)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
コマツの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのコマツ株:★☆☆☆☆
年間配当利回りは低く、利益が減少し連続減配当予定。株価は結構下がった位置ですが、現状では長期配当狙いのおいしさは小さい感じです。
では詳しく見ていきましょう!
コマツ(小松製作所)とは
コマツ(小松製作所)とはショベルカーやブルドーザー、フォークリフトなどを製作している会社です。石川県小松市が発祥なので小松製作所という名称です。
元プロ野球選手の松井秀喜選手がイメージキャラクターをつとめていたこともありますね。
コマツの株価と財務の情報を確認していきます
現在のコマツの株価指標と財務状況を確認していきます。
コマツの株価指標の確認、割安感は特になし
株価:2,341円
PER:27.7倍
PBR:1.24倍
時価総額:2兆2,775億円
注:2020年10月30日のデータ
コマツの財務状況の確認
自己資本比率:48.2%
ROE:8.6%
ROA:4.2%
コマツの配当金について確認
コマツの過去10年間の配当金推移を確認
コマツの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期は減配、2021年3月期もさらに減配予定ですね。これまで慎重に増配を行っていた中で減配なので結構痛いですね・・・。しかし、配当予想を当初より増額修正(36円から43円)しているので、今は手が出しにくいですが戻る期待はありますね。
コマツの配当利回りと配当性向を確認してみた
コマツの年間配当金は43円、株価は2,341円なので予想年間配当利回りは約1.8%です。
予想配当性向は約50%です。配当利回りは低いですね、以前の水準まで配当が戻らないと配当狙いとしては微妙な感じですね。
コマツの配当方針について
コマツの配当方針は「連結配当性向を40%以上とし、連結配当性向が60%を超えないかぎり減配はしない」としています。
60%を超えない限り減配をしない。というのは逆に言うと60%を越えたら減配するってことですかね・・・。2020年3月期は60%を超えるので減配、2021年3月も厳しいので減配という感じですね。
コマツの配当権利日と支払い時期
コマツは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
コマツの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分のコマツの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期はかなり良かったですが、2020年3月期は結構落ちましたね。2021年3月期は新型コロナウイルスの影響によりさらにかなり落ちる予想ですね。あくまでも一時的なので早く収まって通常通りとなるまで、どれだけ耐えられるかですね。
株価チャートの動きを確認していきます
コマツの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 コマツ株価チャートより
調子の良い時は約4,000円なので、今の株価は結構下落していますね。しかし、利益予想や減配当、過去の株価を考えるとものすごく安いという感じではないですね。とはいえ、業績が復活すればおいしそうな株価です。2,000円以下が狙い目でしょうか。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします