あおぞら銀行(8304)の配当診断。高めの利回りだが業績連動で気になる配当・利益推移

勝手に配当金診断!

今回はGMOインターネットと共同でネット銀行を開業、あおぞら銀行(8304)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

あおぞら銀行の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのあおぞら銀行株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高めですが、業績に連動する配当と言う印象があり、減配もしています。株価は過去と比較すると安めですが、利益を確認して慎重に行きたいです。

では詳しく見ていきましょう!

あおぞら銀行の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。

あおぞら銀行の株価指標

株価:2,460.5円

PER:——

PBR:0.71倍

時価総額:2,911億円

注:2024年4月16日のデータ

あおぞら銀行の配当利回りと配当性向を確認

あおぞら銀行の年間配当金は76円予定、株価は2,460.5円なので予想年間配当利回りは約3.1%です。

配当利回りは高めですが、赤字予想ですね。

あおぞら銀行の財務データ

自己資本比率:5.2%

ROE:2.2%

ROA:0.1%

金融業という感じの財務状況ですね。銀行関係は似たような数値なので特に気にする点は無いですね。

あおぞら銀行(8304)とは

あおぞら銀行は元々は日本債券信用銀行ですね。商号をあおぞら銀行に変更してからの主な業務は中小企業への融資、ベンチャーキャピタルなどを通じた取引です。

参照:あおぞら銀行|Wikipedia

あおぞら銀行の配当金について確認

あおぞら銀行の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分のあおぞら銀行の配当金推移を確認していきます。

2022年3月期の配当は回復していますが、ここ数年の配当は減配傾向ですね。2024年3月期も減配予定です。長期保有を考えた場合、今の配当利回りが高くても将来低くなる可能性があるのは中々保有しにくいですね。

あおぞら銀行の配当方針について

あおぞら銀行の配当方針は「業績に応じた配当での還元を原則、安定的な株主還元を図る方針。また、引き続き四半期ベースの配当を実施」としています。

これまでの配当推移や配当方針を考えると、今後も業績に応じて配当が変動する可能性が高めですね。

参照:配当・株主優待制度|あおぞら銀行

あおぞら銀行の配当権利日と支払い時期はいつ?

あおぞら銀行は年4回(各決算期)の配当を実施してます。3月末が決算ですね

1Q配当の権利日:6月末
1Q配当の支払日:9月頃

2Q配当の権利日:9月末
2Q配当の支払日:12月頃

3Q配当の権利日:12月末
3Q配当の支払日:3月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

あおぞら銀行の利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

あおぞら銀行過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は減少していますね。2022年3月期は回復も2023年3月期は結構厳しい感じですね。2024年3月期は赤字予定で、ここからどうなるのか、しっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

下記は、あおぞら銀行の10年間の株価チャートの動きです。

株価2,500円あたりは過去の株価と比較しても、安めの位置ですね。利回りは高め、利益が回復すれば配当が戻る可能性が高いですが、利益・配当の動きがきになるので、しっかり確認して慌てず見極めていきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします