あおぞら銀行(8304)の配当診断。高配当だが業績連動で気になる配当・利益推移
勝手に配当金診断!
今回はGMOインターネットと共同でネット銀行を開業、あおぞら銀行(8304)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
あおぞら銀行の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのあおぞら銀行株:★★★☆☆
年間配当利回りは高いですが、業績に連動する配当と言う印象があり、近年で減配もしています。株価は過去と比較すると安めで買いやすさがありますが、利益を確認して慎重に行きたいです。
では詳しく見ていきましょう!
あおぞら銀行(8304)とは
あおぞら銀行は元々は日本債券信用銀行ですね。商号をあおぞら銀行に変更してからの主な業務は中小企業への融資、ベンチャーキャピタルなどを通じた取引です。
あおぞら銀行の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
あおぞら銀行の株価指標は割安水準だが、金融銘柄なので割と普通
株価:2,788円
PER:9倍
PBR:0.66倍
時価総額:3,298億円
注:2022年7月25日のデータ
あおぞら銀行の財務データ
自己資本比率:7.3%
ROE:7.1%
ROA:0.5%
金融業という感じの財務状況ですね。割安に見えますが、銀行関係は似たような数値なので特に気にする点は無いですね。
あおぞら銀行の配当金について確認
あおぞら銀行の過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分のあおぞら銀行の配当金推移を確認していきます。

2022年3月期の配当は回復していますが、ここ数年の配当は減配傾向ですね。長期保有を考えた場合、今の配当利回りが高くても将来低くなる可能性があるのは中々保有しにくいですね。
あおぞら銀行の配当利回りと配当性向を確認
あおぞら銀行の年間配当金は154円予定、株価は2,788円なので予想年間配当利回りは約5.5%です。
予想配当性向は約50%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高めですね。
あおぞら銀行の配当方針について
あおぞら銀行の配当方針は「配当性向を原則50%とし、業績に応じた還元を図ってまいります。また、引き続き四半期ベースの配当を実施」としています。
これまでの配当推移や配当方針を考えると、今後も業績に応じて配当が変動する可能性が高めですね。
あおぞら銀行の配当権利日と支払い時期はいつ?
あおぞら銀行は年4回(各決算期)の配当を実施してます。3月末が決算ですね
1Q配当の権利日:6月末
1Q配当の支払日:9月頃
2Q配当の権利日:9月末
2Q配当の支払日:12月頃
3Q配当の権利日:12月末
3Q配当の支払日:3月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
あおぞら銀行の利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
あおぞら銀行過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は減少していますね。2022年3月期は回復、2023年3月期も更に回復予想なので、ここからどうなるのか、しっかり見ていきたいですね。
株価チャートの動きを確認
下記は、あおぞら銀行の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 あおぞら銀行株価チャートより
株価2,800円あたりは過去の株価と比較しても、まだ安めの位置ですね。利回りは高く、利益が更に回復すれば配当も更に戻る可能性が高いですが、利益の状況はしっかり確認して慌てず見極めていきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします