大東建託(1878)の配当金診断。高めの利回りだが配当は業績連動

勝手に配当金診断!

今回は賃貸住宅建設・サブリース・不動産仲介を行う大東建託(1878)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

大東建託の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての大東建託株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高くて、配当性向は方針通りです。しかし、利益次第で配当が変わりそうなので「安定配当狙い」としては難しいかもしれないです。また、値がさ株というのも買いにくいポイントですね。

では詳しく見ていきましょう!

大東建託の株価と財務の情報を確認

まずは大東建託の株価指標と財務状況を確認していきます。

大東建託の株価指標の確認

株価:15,675円

PER:14.7倍

PBR:2.61倍

時価総額:1兆803億円

注:2023年8月10日のデータ

大東建託の配当利回りと配当性向を確認

大東建託の年間配当金は535円予定、株価は15,675円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。

予想配当性向は約50%です。配当利回りは高めですが予想配当性向も高いですね。しかし、方針通りともいえますね。

大東建託の財務状況の確認

自己資本比率:38.8%

ROE:17.3%

ROA:6.7%

PBRは割高な感じですね。自己資本比率はやや低めですね。

大東建託(1878)とは

大東建託は賃貸住宅の管理戸数で業界トップ、供給ベースでも業界第一位の大手です。主に自社が建築した賃貸住宅の居室をアパート経営のオーナーから借り上げて入居者募集、建物管理を行うサブリースを全面に押し出しています。

参照:大東建託|Wikipedia

大東建託の配当金について確認

大東建託の過去10年間の配当金推移を確認

大東建託の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当推移は良い感じでしたが、2021年3月期は結構大きく減配していますね。新型コロナウイルスの影響を考えると仕方ない部分もありますが、まだ完全に戻っていないのは気になりますね。

大東建託の配当方針について

大東建託の配当方針は「連結配当性向50%を目標」としています。やや高めの配当性向方針で、これまで配当性向50%で推移しているので、今後も利益次第で配当が変わりそうな感じですね。

参照:株主還元方針|大東建託

大東建託の配当権利日と支払い時期はいつ?

大東建託は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

大東建託の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の大東建託の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益推移はいい感じでしたが、2021年3月期に減益ですね。仕方ない部分もありますが、回復が少し鈍い感じなのは気になりますね。今後どうなるかしっかり確認していきたいですね。

株価チャートの動きを確認

大東建託の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 大東建託株価チャートより

株価16,000円あたりは、ここ数年で見ると高い位置ですね。株価が高いので、100株単位ではちょっと買いにくさがあり、ナンピンがしにくいですね。

大東建託の株主優待制度は廃止

大東建託の株主優待はギフト券などがありましたが廃止していますね。

参照:株主優待制度|大東建託

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします