雪印メグミルク(2270)の配当金診断。株価下落で高めの利回り

勝手に配当金診断!

今回は乳業大手メーカーで、雪印乳業と日本ミルクコミュニティが統合して誕生した雪印メグミルク(2270)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

雪印メグミルクの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての雪印メグミルク株:★★★☆☆

年間配当利回りは高めで配当推移も問題ないです。株価が下落して比較的安めですが、利益推移・配当性向がやや気になる感じなので慎重に狙いたいです。

では、詳しく見ていきましょう!

雪印メグミルク(2270)とは

雪印メグミルクは、雪印乳業株式会社(雪印)と日本ミルクコミュニティ株式会社(メグミルク)の経営統合により誕生した会社です。

ちなみに、日本ミルクコミュニティは、雪印乳業の市乳事業など3社を経営統合して設立されました。

参照:雪印メグミルク|Wikipedia

雪印メグミルクの株価と財務の情報を確認

まずは雪印メグミルクの株価・財務の状況の確認です

雪印メグミルクの株価指標はどうか

株価:1,650円

PER:12倍

PBR:0.55倍

時価総額:1,167億円

注:2022年9月7日のデータ

雪印メグミルクの財務状況は問題ないか確認

自己資本比率:51%

ROE:6.0%

ROA:3.0%

PBRに割安感がありますね。自己資本比率は問題ないですね。

雪印メグミルクの配当金について確認

雪印メグミルクの過去10年間の配当金推移を確認

雪印メグミルク過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当推移は問題ないですね。据え置きが続いて、増配と言う感じですね。ベストは増えることですが、減っていないので悪くはないですね。

雪印メグミルクの配当利回りと配当性向を確認

雪印メグミルクの年間配当金は60円予定、株価は1,650円なので年間配当利回りは約3.6%です。

予想配当性向は約44%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向も高めですね。

雪印メグミルクの配当方針について

雪印メグミルクの配当方針は、2022年度の水準として「連結配当性向20%~30%」としています。

配当性向を考えると少し心配ですね。

参照:中期経営計画|雪印メグミルク株式会社

雪印メグミルクの配当権利日と支払い時期

雪印メグミルクは期末配当を実施しています。3月末が決算ですね。

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

雪印メグミルクの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

雪印メグミルク過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

ややばらつきがありますね。2022年3月期に減益、2023年3月期も減る予想なのは気になりますね。配当性向を考えた場合、これ以上利益が減ると配当への影響が心配ですね。

雪印メグミルクの株価チャートの動きを確認

雪印メグミルク10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 雪印メグミルク株価チャートより

株価1,700円辺りはここ何年かで見ると安めの位置ですね。利回り的にも狙えそうな感じがありますが、1,500円近くまで下落する可能性も視野に入れながら狙いたいですね。また、利益もしっかり確認していきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします