勝手に配当金診断!
今回は家庭用食用油国内首位の日清オイリオグループ(2602)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
日清オイリオグループの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての日清オイリオグループ株:★★★☆☆
現在の年間配当利回りはやや物足りなさがありますが、配当性向は問題ないです。利益はここ数年伸びていないですが、安定しているという印象にもとれます。
では詳しく見ていきましょう!
日清オイリオグループ(2602)とは
日清オイリオグループは製油会社で、家庭用食用油国内首位のシェアを持っています。日清サラダ油などが有名ですね。社名に「日清」とありますが、日清食品や日清製粉などとは無関係です。
日清オイリオグループの株価と財務の情報を確認していきます
現在の日清オイリオグループの株価指標と財務状況を確認していきます。
日清オイリオグループの株価指標の確認、割安感がありますね
株価:3,055円
PER:12.3倍
PBR:0.71倍
時価総額:1,059億円
注:2021年1月7日のデータ
日清オイリオグループの財務状況の確認
自己資本比率:52.5%
ROE:5.8%
ROA:3.0%
株価は割安感がありますね。自己資本比率は問題ないですが、ROE、ROAはちょっと物足りなさがありますね。
日清オイリオグループの配当金について確認
日清オイリオグループの過去10年間の配当金推移を確認
日清オイリオグループの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は据え置きが基本路線ですかね。ある程度利益を確保した後に増配と言う印象を受けますね。この先も毎年増配というよりは据え置きが基本でたまに増配という感じですかね。
日清オイリオグループの配当利回りと配当性向を確認してみた
日清オイリオグループの年間配当金は80円、株価は3,055円なので予想年間配当利回りは約2.6%です。
予想配当性向は約32%です。配当利回りはやや物足りなさがありますが、予想配当性向は問題ないですね。
日清オイリオグループの配当方針について
日清オイリオの配当方針は「安定的な配当の継続を基本、中期経営計画で配当性向目標を30%程度を目安」としています。
ここ数年の配当性向は30%程度なので問題はなさそうですね。
参照:配当金|日清オイリオ
日清オイリオグループの配当権利日と支払い時期
日清オイリオグループは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
日清オイリオグループの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の日清オイリオグループの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

7,8年前と比較するとかなり良い利益ですが、ここ数年はやや停滞している感じですね。もちろん、悪くはないですが、増えていないという感じですかね。いい意味で安定、悪く言うと伸び悩みですかね。
株価チャートの動きを確認していきます
日清オイリオグループの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 日清オイリオグループ株価チャートより
業績が伸びたときに株価が伸びましたが、3,000円は高い時と比較するとやや下落していますね。結構狙い目の位置ですが、配当利回りを考えると2,500円以下が本命ですかね。もちろん、下落した時はどうして下落したのかを考える必要がありますね。
日清オイリオグループの株主優待について
最後に日清オイリオグループの株主優待を確認しておきます。
年1回3月末に株主優待を実施していて、100株で1,500円相当、200株以上だと3,000円相当の自社商品ですね。
油なので、もらって困るという人は少なそうですが(料理を全くしない人はいらないかもしれないですが・・・)個人的には配当重視なのでなんとも・・・。
参照:株主優待|日清オイリオ
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします