FPG(7148)の配当金診断。高い配当利回りだが業績連動感が強め
勝手に配当金診断!
今回はリースファンド事業、不動産ファンド事業のFPG(7148)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
FPGの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのFPG株:★★★☆☆
配当利回りは高いですが、配当推移は不安定で業績連動の印象が強いです。今後の利益と配当がどうなるかを見ながら、慎重に狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
FPGの株価と財務の情報を確認
まずはFPGの株価指標と財務状況を確認していきます。
FPGの株価指標の確認
株価:2,730円
PER:10.5倍
PBR:4.34倍
時価総額:2,332億円
注:2024年11月5日のデータ
FPGの配当利回りと配当性向を確認
FPGの年間配当金は130円予定、株価は2,730円なので予想年間配当利回りは約4.8%です。
予想配当性向は約50%です。配当利回りは高いですが、配当性向も高めですね。
FPGの財務状況の確認
自己資本比率:23.1%
ROE:38.4%
ROA:8.9%
自己資本比率は低いですが、業種を考えるとそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。
FPG(7148)とは
FPGは船舶やコンテナのリースファンド事業や不動産ファンド事業などを行っています。
FPGの配当金について確認
FPGの配当金推移を確認
FPGの配当金がどのように推移しているのかグラフにして見ました。

配当はばらつきが大きいですね。2020年9月期は大きく減配、2021年9月期も厳しくなりましたが、2022年9月期以降は大きく増えていますね。2025年9月期も増配予定です。
FPGの配当方針について
FPGの配当方針は「継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、連結配当性向50%を目安とした配当を実施」としています。
やや高めの配当性向目安ですね。過去の配当金を見ても安定と言うよりは業績連動と言う印象ですね。
FPGの配当権利日と支払い時期はいつ?
FPGは年2回(中間・期末)の配当を実施してます。9月末が決算ですね。
中間配当の権利日:3月末
中間配当の支払日:6月頃
期末配当の権利日:9月末
期末配当の支払日:12月頃
FPGの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
FPGの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年9月期、2021年9月期の利益は厳しくなっていますね。その影響で配当も厳しくなったと見えますね。2022年9月期は回復、2023年9月以降は増えていますね。今後も利益が増えると更に配当が増えそうですね。
株価チャートの動きを確認
FPG10年間の株価チャートの動きです。

株価2,700円くらいは高い位置ですね。配当利回りは高いので狙えそうですが、配当推移が不安定なので、安定配当狙いとして考えた場合、慎重に判断したいですね。
株主優待制度は廃止
FPGの株主優待はQUOカードを実施していましたが、2023年9月を最後に廃止しています。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします