住友重機械工業(6302)の配当金診断。配当は利益連動で減配!
勝手に配当金診断!
今回は住友系重工大手の住友重機械工業(6302)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
住友重機械工業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての住友重機械工業株:★☆☆☆☆
現在の年間配当利回りは低いです。配当金は業績に連動する方針で、現時点での長期保有の配当狙いとしては微妙です。もちろん、業績連動は正しい配当という見方もできます
では詳しく見ていきましょう!
住友重機械工業(6302)とは
住友重機械工業は住友グループの機械メーカーで造船・各種製造装置や精密機械など最先端のメカトロニクス分野でグローバルな展開をしています。
住友重機械工業の株価と財務の情報を確認していきます
まずは住友重機械工業の株価指標と財務状況を確認していきます。
住友重機械工業の株価指標の確認
株価:3,060円
PER:17倍
PBR:0.78倍
時価総額:3,761億円
注:2021年3月12日のデータ
住友重機械工業の財務状況の確認
自己資本比率:47.7%
ROE:6.9%
ROA:3.3%
株価指標・財務状況に大きな問題はないですね。PBRは割安です。
住友重機械工業の配当金について確認
住友重機械工業の過去10年間の配当金推移を確認
住友重機械工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

連続減配で配当金の推移は不安定ですね。業績に連動して配当を出すという感じがします。無理な配当をせず利益還元するのは、本来の株式会社として自然といえば自然です。しかし、長期で配当狙いで考えると不安定というのはやや微妙な気もします。
住友重機械工業の配当利回りと配当性向を確認してみた
住友重機械工業の年間配当金は54円、株価は3,060円なので予想年間配当利回りは約1.8%です。
予想配当性向は約30%です。配当利回りは低めですね・・・。配当性向は問題ないです。
住友重機械工業の配当方針について
住友重機械工業の配当方針は「連結配当性向は30%維持を基本」としています。
割と配当性向に従って配当を出すという感じですね、利益のばらつきが少ない場合は良いですが、利益が安定しない場合は当然、配当もばらつきますね
参照:配当金|住友重機械工業
住友重機械工業の配当権利日と支払い時期
住友重機械工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
住友重機械工業の利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
住友重機械工業の過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年3月期、2021年3月期は減益で厳しいですね。2019年3月期が良すぎというのもありますが・・・。減配の原因は大きく利益が減るからですね。逆に、利益が増えれば、配当も増えそうです。しかし、長期保有を考えた時に配当の上下が大きいのは微妙なポイントですね。
株価チャートの動きを確認していきます
住友重機械工業の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 住友重機械工業株価チャートより
株価は結構下落したところからやや上昇した位置ですね。過去の株価を考えると高くはないですが、安くもない位置ですね。2,000円付近は比較的お得な感じですが、長期の配当狙いとしては配当もしくは利益がある程度安定しないと中々手は出しにくいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします