松井証券(8628)の配当金診断。高利回りだが、高い配当性向。
勝手に配当金診断!
今回はネット専業大手の松井証券(8628)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
松井証券の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての松井証券株:★★☆☆☆
年間の配当利回りは高く、DOEも配当目安なので、ある程度の安定配当に期待が持てますが、直近で減配しており配当性向もかなり高いので、慎重に行きたいです。
では詳しく見ていきましょう!
松井証券の株価と財務の情報を確認
まずは松井証券の株価指標と財務状況を確認していきます。
松井証券の株価指標の確認、割安感なし
株価:781円
PBR:2.6倍
時価総額:2,025億円
注:2022年12月23日のデータ
松井証券の配当利回りと配当性向を確認
松井証券の年間配当金は40円予定、株価は781円なので予想年間配当利回りは約5.1%です。(配当金は2022年3月期参考)
2022年3月期の配当性向は約90%です。配当利回りは高いですが、配当性向はかなり高いですね。
松井証券の財務状況の確認
自己資本比率:8.3%
ROE:14.8%
ROA:1.2%
自己資本比率は低いですが、業種と考えるとそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。
松井証券(8628)とは
松井証券は日本の証券会社です。元々は一般的な中堅証券会社でしたが、大きく舵を切りインターネット取引専業の取引会社となりました。
松井証券の配当金について確認
松井証券の配当金推移を確認
松井証券の配当金がどのように推移しているのかグラフにして見ました。

配当はばらつきがありますね。2019年3月期の大きな増配は記念配当です。そこは置いといたとしても、2021年3月期に減配しているのは気になりますね。他の証券銘柄は増配しているのもあるのでなおさらですね。
松井証券の配当方針について
松井証券の配当方針は「配当性向60%以上且つ純資産配当率(DOE)8%以上を基準に、毎期配当することを基本方針」としています。
DOEも配当基準としているのは長期配当狙いとしてはプラスポイントですね。とはいえ、配当性向、DOE共に目安よりかなり高く2021年3月期は減配しているので、中々厳しそうな感じですね。
松井証券の配当権利日と支払い時期はいつ?
松井証券は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
松井証券の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
松井証券の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

ここ数年の利益は結構厳しい感じですね。以前はネット証券の代表格でしたが現在は他業者に押されているという感じですね。2021年3月期は多くの証券会社に申し込みが増えたことで持ち直していますね。しかし、減配したのはこれまでの利益が厳しかった影響ですかね。
株価チャートの動きを確認
松井証券10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 松井証券株価チャートより
株価800円くらいは結構安いポイントですね。利回りは高いですが、配当が減っているのは気になりますね。今後、ある程度維持できるようだと狙い目の株価ですね。もちろん、この先配当が減らなければなので利益の動きはしっかり見ていきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします