東海東京フィナンシャルHD(8616)の配当金診断。高利回りも不安定な配当推移

勝手に配当金診断!

今回は中部地区地盤の大手証券企業、東海東京フィナンシャル・ホールディングス(8616)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

東海東京フィナンシャルHDの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての東海東京フィナンシャルHD株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当推移・利益推移は不安定です。ある程度安定すればおいしそうですが、判断は中々難しそうです。

では詳しく見ていきましょう!

東海東京フィナンシャルHDの株価と財務の情報を確認

まずは東海東京フィナンシャルHDの株価指標と財務状況を確認していきます。

東海東京フィナンシャルHDの株価指標の確認

株価:362円

PBR:0.53倍

時価総額:943億円

注:2023年4月5日のデータ

東海東京フィナンシャルHDの配当利回りと配当性向を確認

東海東京フィナンシャルHDの年間配当金は16円、株価は362円なので年間配当利回りは約4.4%です。

配当利回りは高いですね。

東海東京フィナンシャルHDの財務状況の確認

自己資本比率:12.6%

ROE:7.8%

ROA:1.0%

PBRは割安ですね。自己資本比率は低いですが、金融業なのでそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。

東海東京フィナンシャルHD(8616)とは

東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社は、証券持株会社です。野村ホールディングス、大和証券グループ本社、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJ証券ホールディングスと並び、日本六大証券の一角を占めることを目指し、「Greatest6」というスローガンを掲げています。

参照:東海東京フィナンシャル・ホールディングス|Wikipedia

東海東京フィナンシャルHDの配当金について確認

東海東京フィナンシャルHD過去の配当金推移を確認

東海東京フィナンシャルHDの配当金がどのように推移しているのかグラフにして見ました。

配当金は大きく上下していますね。2021年3月期は普通配当18円、20周年記念配当4円です。ある程度安定すると狙いたいですが、結構増減が大きいので判断が難しいですね。

東海東京フィナンシャルHDの配当方針について

東海東京フィナンシャル・ホールディングスの配当方針は「内部留保の充実を図るとともに、株主の皆様に対し、安定的かつ適切な配当を実施」としています。

具体的な数値目標はないですが、これまでの配当推移を見ると業績に連動する印象が強いですね。

参照:株主還元方針|東海東京フィナンシャル・ホールディングス

東海東京フィナンシャルHDの配当権利日と支払い時期はいつ?

東海東京フィナンシャルHDは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

東海東京フィナンシャルHDの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

東海東京フィナンシャルHD過去の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期、2020年3月期の営業利益は赤字ですね。2021年3月期は回復、2022年3月期も更に回復していますね。

株価チャートの動きを確認

東海東京フィナンシャルHD10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 東海東京フィナンシャルHD株価チャートより

株価350円あたりは過去の株価と比較すると安めですね。利回り的にも狙えそうですが、あくまでも「今の」配当利回りがおいしいです。配当金は大きく上下する可能性が高めなので警戒は必要ですね。

東海東京フィナンシャルHDの株主優待について

東海東京フィナンシャルHDの株主優待はQUOカードとカタログギフトですね。100株保有で500円相当のクオカード(3年以上の継続保有)、1,000株保有で2,000円相当のカタログギフトですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします。