勝手に配当金診断!
今回は地方銀行グループトップの総資産をもつふくおかフィナンシャルグループ(8354)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
ふくおかフィナンシャルグループの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのふくおかフィナンシャルグループ株:★★★☆☆
年間配当利回りは高く、配当推移もいい感じです。やや配当性向が高めなところや純利益の配当目安を見るとやや心配な点もありますが、大きな問題は無いように見えます。
では詳しく見ていきましょう!
ふくおかフィナンシャルグループとは
ふくおかフィナンシャルグループは福岡銀行と熊本ファミリー銀行、親和銀行に加えて十八銀行を傘下に持つ金融持株会社です。
ふくおかフィナンシャルグループの株価と財務の情報を確認
まずは現在のふくおかフィナンシャルグループ株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
ふくおかフィナンシャルグループの株価指標は金融機関という感じ
株価:1,742円
PER:8.3倍
PBR:0.38倍
時価総額:3,330億円
注:2020年8月14日のデータ
ふくおかフィナンシャルグループの財務データ
自己資本比率:3.1%
ROE:12.6%
ROA:0.4%
金融業という感じの株価指標と財務ですね。
ふくおかフィナンシャルグループの配当金について確認
ふくおかフィナンシャルグループの過去10年分の配当金推移を確認
過去のふくおかフィナンシャルグループの配当金推移を確認していきます。

配当推移は特に問題ないですね。減配せずに定期的に増配しているので、今後もこのように続くようだと配当狙いで保有したいですね。
ふくおかフィナンシャルグループの配当利回りと配当性向を確認してみた
ふくおかフィナンシャルグループの年間配当金は85円、現在の株価は1,742円なので予想年間配当利回りは約4.9%です。
予想配当性向は約40%です。配当利回りは高いですが、配当性向もやや高めですね。
ふくおかフィナンシャルグループの配当方針について
ふくおかフィナンシャルグループの配当方針は「目標とする配当性向(連結)を、従来の30%程度から35%程度へ引き上げ、連結当期純利益の水準に応じて配当金をお支払いする方針」としています。
目標配当性向よりやや高めで、純利益400億円に対する配当金目安が年間75円~となっているので、やや配当金が多いのが気になる点ですね。
ふくおかフィナンシャルグループの配当権利日と支払い時期
ふくおかフィナンシャルグループは通常は年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
ふくおかフィナンシャルグループの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
ふくおかフィナンシャルグループの経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

純利益はたまに大きく上昇、大きく下落していますが、大体300億~500億という感じですね。これくらいの水準を維持できると悪くはないですが、配当金が増えるにはもっと純利益が増えないと厳しそうですね。
株価チャートの動きを確認
下記はふくおかフィナンシャルグループの株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ふくおかフィナンシャルグループ株価チャートより
今の株価はかなり安めですね。過去の株価を見ても1,500円あたりは最安値付近なので買いやすさがありますね。銀行は結構厳しいと見られているのでここまで下落している気がします。
銀行だからとかではなく、その銘柄はどうかというのを慎重に見極めていきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします