コマツ(小松製作所)(6301)の配当金診断。連続して大きく増配で高い利回り
勝手に配当金診断!
今回は建設機械大手のコマツ(小松製作所)(6301)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
コマツの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのコマツ株:★★★☆☆
年間配当利回りは高いですが、配当推移と配当性向が気になります。株価も高めの位置なので慎重に狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
コマツの株価と財務の情報を確認
まずはコマツの株価指標と財務状況を確認していきます。
コマツの株価指標の確認、割高感は特になし
株価:4,139円
PER:12.4倍
PBR:1.2倍
時価総額:3兆9,360億円
注:2025年5月1日のデータ
コマツの配当利回りと配当性向を確認
コマツの年間配当金は190円予定、株価は4,139円なので年間配当利回りは約4.6%です。
予想配当性向は約57%です。配当利回りは高く、予想配当性向は高めですね。
コマツの財務状況の確認
自己資本比率:57.9%
ROE:13.1%
ROA:7.6%
財務状況は特に問題ないですね。
コマツ(小松製作所)とは
コマツ(小松製作所)とはショベルカーやブルドーザー、フォークリフトなどを製作している会社です。石川県小松市が発祥なので小松製作所という名称です。
元プロ野球選手の松井秀喜選手がイメージキャラクターをつとめていたこともありますね。
コマツの配当金について確認
コマツの過去10年間の配当金推移を確認
コマツの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期、2021年3月期は減配していますね。安定配当でしたが減配しているのは気になりますね。2022年3月期に結構回復して、2023年3月期からは増配しているので今後の安定に期待ですね。
コマツの配当方針について
コマツの配当方針は「連結配当性向を40%以上」としています。
予想配当性向を考えると、慎重に見ていきたい感じもありますね。
コマツの配当権利日と支払い時期はいつ?
コマツは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
コマツの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分のコマツの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2021年3月期は新型コロナウイルスの影響で落ちていますね。2022年3月期からは大きく回復して伸びているので、これからに期待ですね。2026年3月期は結構減る予想なので確認したいですね。
株価チャートの動きを確認
コマツの10年間の株価チャートの動きです。

株価4,100円あたりは高めの位置ですね。今後の配当が安定するなら、利回り的に十分狙えそうですが、3,000円以下がおいしそうですね。もちろん、そこまで下落する時は利益や配当をしっかり確認したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします