花王(4452)の配当金診断。連続増配推移だが高い配当性向
勝手に配当金診断!
今回は家庭用品の総合企業の花王(4452)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
花王の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての花王株:★★☆☆☆
配当利回りは高く、連続増配が続いているので長期の安定配当としては狙いたいです。しかし、配当性向が高く推移しているので、利益を確認しながら慎重に行きたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
花王の株価と財務の情報を確認
まずは花王の株価・財務の状況の確認ですね
花王の株価指標を確認、割安感はない
株価:5,080円
PER:26.8倍
PBR:2.43倍
時価総額:2兆3,668億円
注:2023年2月17日のデータ
花王の配当利回りと配当性向を確認
花王の年間配当金は150円予定、株価は5,080円なので年間配当利回りは約3%です。
予想配当性向は約79%です。利回りは高めですが、予想配当性向も高いですね。
花王の財務状況を見てみる
自己資本比率:56.3%
ROE:8.9%
ROA:5.0%
割安感は無いですね、自己資本比率は問題なさそうです。
花王(4452)とは
花王株式会社は大手消費財化学メーカーです。
日本を代表する日用品メーカーで、洗剤、トイレタリーで国内1位、化粧品で2位です。「ヘルシア」に代表される機能系食品やペット用品なども販売しています。
参照:花王|Wikipedia
花王の配当金について確認
花王過去10年間の配当金推移を確認
花王過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当は毎年増配しており良いですね。長期の安定配当狙いとしては毎年増配している銘柄は、実質利回りが上昇するので魅力的ですね。
花王の配当方針について
花王の配当方針は「安定的・継続的な配当(配当性向40%目標)」としています。
連続増配が続いていて、かなり配当への意識が高いですね。しかし、予想配当性向が目標より高いので今後も増配が続くかはしっかり見ていきたいですね。
参照:花王|株主還元方針
花王の配当権利日と支払い時期はいつ?
花王は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算ですね
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
花王の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
花王過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2019年12月期から利益の減少が続いており、厳しそうな感じですね。2023年12月期は回復予定ですが、どうなるかしっかり確認していきたいですね。さらに利益が減ると配当に影響する可能性もありそうですよね。
花王の株価チャートの動きを確認
花王10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 花王株価チャートより
株価5,100円あたりはここ数年で見ると安いですね。とはいえ、利益が減少し株価が下落しているという感じが強いので、手が出しにくい感じもありますね。高めの利回りで連続増配なのでどこかで狙いたい感もありますが、利益を確認しながら慎重にいきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします