勝手に配当金診断!
今回はメガバンクに次ぐ規模、りそなホールディングス(8308)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
りそなホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのりそなホールディングス株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高く、配当性向も方針内に収まっていますがここ最近の配当は据え置きで利益は右肩下がりで推移しているのは気になる点です。
では詳しく見ていきましょう!
りそなホールディングス(8308)とは
りそなホールディングスは「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」、「関西みらいフィナンシャルグループ」などを傘下に置く金融持株会社です。メガバンクグループに次ぐ規模を有する、りそなグループを形成しています。
りそなホールディングスの株価と財務の情報を確認
まずは現在の株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
りそなホールディングスの株価指標は金融機関という感じ
株価:371.2円
PER:7.1倍
PBR:0.38倍
時価総額:8,548億円
注:2020年12月15日のデータ
りそなホールディングスの財務データ
自己資本比率:3.2%
ROE:6.8%
ROA:0.2%
金融業という感じの割安な株価指標と財務ですね
りそなホールディングスの配当金について確認
りそなホールディングスの過去10年分の配当金推移を確認
過去のりそなホールディングスの配当金推移を確認していきます。

配当は減配してはいないですが、ここ最近は据え置きですね。もちろん、減っていないのはプラスポイントですが、理想は増えていることですよね。
りそなホールディングスの配当利回りと配当性向を確認してみた
りそなホールディングスの年間配当金は21円、現在の株価は371.2円なので予想年間配当利回りは約5.7%です。
予想配当性向は約40%です。配当利回りは高いですね、配当性向もやや高めです。
りそなホールディングスの配当方針について
りそなホールディングスの配当方針は「安定配当を継続するとともに、健全性・収益性とのバランスや成長投資の機会を考慮しつつ、株主還元の拡充に取り組む」、「総還元性向の水準として中期的に40%台半ばを目指す」としています。
過去の配当性向と比較するとかなり上昇していますが、まだ大丈夫ですね。とは言えここから更に利益が減ると厳しくなる可能性がありますが。。。
りそなホールディングスの配当権利日と支払い時期
りそなホールディングスは年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
りそなホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
りそなホールディングスの経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益推移は右肩下がりで良くないですね・・・2021年3月期の予想も悪そうですね。配当性向や配当方針から、ここから更に減益になると配当に影響が出そうですね。
株価チャートの動きを確認
下記はりそなホールディングスの株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 りそなホールディングス株価チャートより
株価はかなり安めの場所ですね。過去をみると300-400円あたりは買い時のように見えますが、利益予想は過去と比較してもかなり悪いので中々手を出しずらいですね。利益を何とか維持、もしくは増えて配当が減らなければかなり美味しいですが、減益が続いていると難しいですよね。
りそなホールディングスの株主優待について
りそなホールディングスの株主優待は保有株式数によりポイントがもらえます。
ポイント数によりATMの手数料が無料になったり、nanacoや楽天スーパーポイントなどパートナー企業のポイントに交換できますが、個人的にはポイントより配当金の方が良いですね。。。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします