ニチアス(5393)の配当金診断。連続増配当中で高めの利回り
勝手に配当金診断!
今回はプラント向け工事が主力のニチアス(5393)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
ニチアスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのニチアス株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで、連続増配を継続しています。予想配当性向も適正、安定配当に気を付けている印象を受けるので株価が安めのタイミングで狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
ニチアスの株価と財務の情報を確認
まずはニチアスの株価指標と財務状況を確認していきます。
ニチアスの株価指標の確認
株価:3,080円
PER:8.4倍
PBR:1.1倍
時価総額:2,089億円
注:2023年11月10日のデータ
ニチアスの配当利回りと配当性向を確認
ニチアスの年間配当金は98円予定、株価は3,080円なので予想年間配当利回りは約3.2%です。
予想配当性向は約27%です。配当利回りは高めで、予想配当性向も問題ないですね。
ニチアスの財務状況の確認
自己資本比率:67.3%
ROE:11.5%
ROA:7.7%
やや割安な感じですね。財務状況は問題ないですね。
ニチアス(5393)とは
プラントや住宅向けの各種さまざまな断熱材やシール材などを製造・販売している会社です。工業製品や自動車部品も扱っています。
ニチアスの配当金について確認
ニチアスの過去10年間の配当金推移を確認
ニチアスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
配当金はしっかり増えていますね。このように配当がしっかり増えているのは長期で配当狙いの保有をしたいですね。2024年3月期も増配予定ですね。
ニチアスの配当方針について
ニチアスの配当方針は中期経営計画(~2027年3月期)において、「DOE3.5%以上を目安」、「累進配当を継続」としています。
2021年3月期は配当性向が高くなりましたが、配当方針を考えても減配する可能性は低そうですね。
ニチアスの配当権利日と支払い時期はいつ?
ニチアスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
ニチアスの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
ニチアス過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
新型コロナウイルスの影響もあり2020年3月期、2021年3月期はちょっと厳しい感じになりましたね。2022年3月期はかなり回復、2023年3月期も好調ですね。
株価チャートの動きを確認
ニチアス10年間の株価チャートの動きです。
参照:SBI証券 ニチアス株価チャートより
株価3,100円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。利回り的にはまだ狙えそうな感じですが、2,500円以下だと結構お得になりそうな感じなのでそのあたりで狙いたい感じもありますね。
もちろん、利益や配当性向を確認しながら慎重にですね。連続増配が続いてるとはいえ、それが今後も絶対続くとは言い切れないですからね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします