日本軽金属ホールディングス(5703)の配当金診断。高利回りだが利益推移は要警戒
勝手に配当金診断!
今回はアルミ総合メーカーの日本軽金属ホールディングス(5703)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
日本軽金属ホールディングスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての日本軽金属ホールディングス株:★★★☆☆
年間配当利回りは高く、配当性向も大きくは問題ないです。直近で利益減少により減配しているのは気になりますが、利益が回復し配当も回復しています。利益減少要因や今後をしっかり確認していきたいです。
では詳しく見ていきましょう!
日本軽金属ホールディングス(5703)とは
日本軽金属ホールディングス株式会社は、アルミニウムの一貫生産メーカー日本軽金属などを傘下に持つ持ち株会社です。ダム問題で国・県との間で問題を抱えています。
日本軽金属ホールディングスの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務の確認です!過去の動きと・未来を考えるのが重要ですが、現時点も要チェックですね。
日本軽金属ホールディングスの株価は割安
株価:1,589円
PER:7倍
PBR:0.48倍
時価総額:985億円
注:2022年6月10日のデータ
日本軽金属ホールディングスの財務データ
自己資本比率:38.1%
ROE:8.3%
ROA:3.1%
株価指標はかなり割安ですね。自己資本比率はやや低めですね。
日本軽金属ホールディングスの配当金について確認
過去10年分の配当金推移
過去10年分の日本軽金属ホールディングスの配当金がどうなっているのか確認していきます。

配当は2021年3月期に減配していますね。2022年3月期に大きく回復しているので、この先安定するようなら良いですが、やや注意したいですね。
配当利回りと配当性向を確認
日本軽金属ホールディングスの年間配当金は85円予定、株価は1,589円なので予想年間配当利回りは約5.4%です。
予想配当性向は約38%です。配当利回りは高く、予想配当性向も大きくは問題ない感じですね。
日本軽金属ホールディングスの配当方針について
日本軽金属ホールディングスの配当方針は「総還元性向30%を基準」としています。
予想配当性向を考えると少し高めなので注意して見ていきたいですね。
日本軽金属ホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?
日本軽金属ホールディングスは年2回(中間・期末)の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
日本軽金属ホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
日本軽金属ホールディングス過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2020年3月期、2021年3月期に大きく利益が減っていますね。その影響で2021年3月期は減配していますね。2022年3月期は大きく回復しているので、このままある程度利益が安定するのに期待ですね。
株価チャートの動きを確認
日本軽金属ホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 日本軽金属ホールディングス株価チャートより
株価1,600円辺りはかなり安めという感じですね。利回りはかなり高く狙えそうですが、利益が減少した原因をよく確認して、この先は大丈夫なのかというのを見極めていきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします