デンカ(4061)の配当金診断。配当重視の方針・安定利益で高利回り
勝手に配当金診断!
今回は化学中堅のデンカ(4061)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
デンカの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのデンカ株:★★★★☆
年間配当利回りは高く配当重視の方針です。これまでの利益や配当推移も問題が無いので長期保有のしやすさもあります。ただ、過去の株価と比較するとものすごくお得とは言えないので慎重に狙いたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
デンカ(4061)とは
デンカ株式会社は、日本の総合化学品会社です。旧社名は「電気化学工業株式会社」(でんきかがくこうぎょう)です。三井グループと第一勧銀グループに所属しています。
デンカの株価と財務の情報を確認
まずはデンカの株価・財務の状況の確認ですね
デンカの株価指標は割安だが、化学銘柄としては割と平均的
株価:3,290円
PER:9.8倍
PBR:0.98倍
時価総額:2,913億円
注:2022年6月17日のデータ
デンカの財務状況を見てみる
自己資本比率:51.7%
ROE:9.0%
ROA:4.7%
割安感がありますが、化学銘柄なので平均的という感じですね。財務状況は特に問題ないですね。
デンカの配当金について確認
デンカ過去10年間の配当金推移を確認
デンカ過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当はいい感じですね、減らずに増加傾向で推移していますね。長期保有するならやはり配当が増えている銘柄がいいですよね。
デンカの配当利回りと配当性向を確認
デンカの年間配当金は145円予定、株価は3,290円なので予想年間配当利回りは約4.4%です。
予想配当性向は約43%です。配当利回りは高いですね、予想配当性向は気持ち高めですね。
デンカの配当方針について
デンカの配当方針は「総還元性向50%(基準)を継続、配当を重視」としています。
わりと高めの配当性向方針ですね、配当を重視する考えなので今後も配当を維持、もしくは増える期待感がありますね。
デンカの配当権利日と支払い時期はいつ?
デンカは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
デンカの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
デンカ過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2023年3月期は利益が増える予想ですね。利益が大きく減っているときも無いので、安定配当狙いがしやすい感じもありますね。ただ、利益が増えた後というのはどの銘柄も注意したいですね。
デンカの株価チャートの動きを確認
デンカ10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 デンカ株価チャートより
株価は3,300円あたりは高くもなく、安くもない感じですね。利回り的には狙えますが、過去の株価と比較すると、ものすごく安いと言うわけでは無いので、仮に2,000円台前半まで下落したらナンピンも考慮に入れつつ狙いたいですね。
デンカの株主優待制度
デンカの株主優待は自社子会社製品が優待価格で購入できる権利ですね。オマケという感じですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします