デンカ(4061)の配当金診断。利益減少で減配当予定

勝手に配当金診断!

今回は化学中堅のデンカ(4061)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

デンカの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのデンカ株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高めですが、配当性向も高いです。過去の株価と比較すると安めですが、利益減少で減配当予定です。配当が戻ればおいしくなりそうですが、慎重に判断したいです。

では、詳しく見ていきましょう!

デンカの株価と財務の情報を確認

まずはデンカの株価・財務の状況の確認ですね

デンカの株価指標

株価:2,894円

PER:20.8倍

PBR:0.83倍

時価総額:2,563億円

注:2023年2月16日のデータ

デンカの配当利回りと配当性向を確認

デンカの年間配当金は100円予定、株価は2,894円なので予想年間配当利回りは約3.5%です。

予想配当性向は約72%です。配当利回りは高めですが、予想配当性向も高いですね。

デンカの財務状況を見てみる

自己資本比率:48.6%

ROE:8.7%

ROA:4.2%

財務状況は大きくは問題ないですね。

デンカ(4061)とは

デンカ株式会社は、日本の総合化学品会社です。旧社名は「電気化学工業株式会社」(でんきかがくこうぎょう)です。三井グループと第一勧銀グループに所属しています。

参照:デンカ|Wikipedia

デンカの配当金について確認

デンカ過去10年間の配当金推移を確認

デンカ過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

配当はいい感じに増えていましたが、2023年3月期は減配予定ですね。長期保有の配当狙いの場合、減配予定の銘柄はかなり保有しにくいですね。

デンカの配当方針について

デンカの配当方針は「総還元性向50%(基準)を継続、配当を重視」としています。

わりと高めの配当性向方針ですね、配当を重視する考えですが、減配予定なので慎重に見ていきたいですね。

参照:株主の皆様へ|デンカ株式会社

デンカの配当権利日と支払い時期はいつ?

デンカは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

デンカの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

デンカ過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2023年3月期は利益がかなり減る予想ですね。その影響で減配予定という感じですね。利益が戻れば配当も戻りそうなので、確認していきたいですね。

デンカの株価チャートの動きを確認

デンカ10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 デンカ株価チャートより

株価は2,900円あたりは安めの位置ですね。利回り的には狙えそうですが、利益減少で減配当予定なので配当狙いとしては現状では慎重に行きたいですね。

デンカの株主優待制度

デンカの株主優待は自社子会社製品が優待価格で購入できる権利ですね。オマケという感じですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします