中電工(1941)の配当金診断。DOE目安で安定し、高配当利回りだが利益推移が気になる

2024年5月3日

勝手に配当金診断！

今回は中国電力系の電気工事主体の中電工(1941)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

中電工の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての中電工株：★★★☆☆

高い年間配当利回りですが、配当性向も高いです。DOEを目安にしているので、配当は安定していますが、利益の動きはやや気になる感じです。

では詳しく見ていきましょう！

中電工の株価と財務の情報を確認

まずは中電工の株価指標と財務状況を確認していきます。

中電工の株価指標の確認

株価：3,160円

ＰＥＲ：19.5倍

ＰＢＲ：0.81倍

時価総額：1,837億円

注：2024年5月2日のデータ

中電工の配当利回りと配当性向を確認

中電工の年間配当金は120円予定、株価は3,160円なので年間配当利回りは約3.8%です。

予想配当性向は約74%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も結構高いですね。

中電工の財務状況の確認

自己資本比率：75.2%

ＲＯＥ：3.8%

ＲＯＡ：2.8%

ＰＢＲは割安感がありますね。自己資本比率は問題ないですね。

中電工(1941)とは

中電工は中国電力系の設備工事会社です。1990年に中国電気工事株式会社から株式会社中電工に変更しています。中国5県を中心に全国で活動しています

参照：中電工｜Wikipedia

中電工の配当金について確認

中電工の過去10年間の配当金推移を確認

中電工の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

ここ数年は据え置きが続いていますが、2025年3月期は増配予定ですね。今後も減らずに安定、増えるようなら配当狙いで保有したいですね。

中電工の配当方針について

中電工の配当方針は「DOE(連結株主資本配当率)2.7%を目処に配当を行う」としています。

ここ数年のDOEは方針通りの2.7%で問題ないですね。高い配当性向が続いているのは気になりますが、DOE目安なのである程度の安心感はありますね。

参照：株主・株式情報｜中電工

中電工の配当権利日と支払い時期はいつ？

中電工は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中電工の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の中電工の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は年々減っている感じでしたが、2021年3月期に大分戻しましたね。しかし、2023年3月期の純利益は赤字に。今後どうなるか、しっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

中電工の10年間の株価チャートの動きです。

株価3,200円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。配当利回り的には十分狙えそうですが、高い配当性向や利益推移が気になるので、そこを注意しながらですね。

注：長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします