大同特殊鋼(5471)の配当金診断。高めの利回りだが慎重に判断したい
勝手に配当金診断!
今回は特殊鋼で世界首位級の大同特殊鋼(5471)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
大同特殊鋼の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての大同特殊鋼株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで、今後はある程度の安定に期待が持てます。利益の推移や過去に大きく減配しているので安定配当狙いとしては慎重に判断したいですね。
では詳しく見ていきましょう!
大同特殊鋼の株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務の確認です!
大同特殊鋼の株価は割安
株価:1,442.5円
PER:12.3倍
PBR:0.66倍
時価総額:3,134億円
注:2025年11月4日のデータ
配当利回りと配当性向を確認
大同特殊鋼の年間配当金は49円予定、株価は1,442.5円なので年間配当利回りは約3.4%です。
予想配当性向は約42%です。配当利回りは高め、予想配当性向もやや高めですね。
大同特殊鋼の財務データ
自己資本比率:54.5%
ROE:6.5%
ROA:3.5%
自己資本比率は問題ないですね。
大同特殊鋼(5471)とは
大同特殊鋼は大手特殊鋼メーカーです。航空機エンジン用シャフトでは世界シェア30%、携帯電話・ハードディスクドライブ (HDD) モーター用磁石は子会社のダイドー電子で生産し携帯電話用世界シェア35%、HDD用世界シェア50%以上、自動車用ターボチャージャー部品など、様々な製品で高シェアを確保しています。
大同特殊鋼の配当金について確認
過去10年分の配当金推移
過去10年分の大同特殊鋼の配当金がどうなっているのか確認していきます。

2020年3月期、2021年3月期は大きく減配していますね。2022年3月期に大きく増配して回復しましたが、安定配当狙いとしては慎重に判断したいですね。
大同特殊鋼の配当方針について
大同特殊鋼の配当方針は中期経営計画にて「配当性向30%を目安」、「下限指標を DOE(株主資本配当率)2.5%」としています。
DOEも目安にしているので、ある程度の安定に期待できそうですね。
参照:配当金情報|大同特殊鋼
大同特殊鋼の配当権利日と支払い時期はいつ?
大同特殊鋼は年2回(中間・期末)の配当を実施してます、3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
大同特殊鋼の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
大同特殊鋼過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は厳しい感じで減少していましたが、2022年3月期に大きく回復していますね。ここから利益が増えれば配当も増えそうですが、気になる推移なので慎重に見ていきたいですね。
株価チャートの動きを確認
大同特殊鋼10年間の株価チャートの動きです。

株価1,400円あたりは過去と比較すると高めの位置ですね。利回りは狙える感じですが、過去に大きく減配していることなどを考えると、長期の安定配当狙いでは慎重に判断したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします











