リコー(7752)の配当金診断。利益と配当が不安定な推移

勝手に配当金診断!

今回は事務機器や光学機器などを製造するリコー(7752)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

リコーの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのリコー株:★★☆☆☆

年間配当利回りはやや物足りなく、利益推移や配当推移が不安定です。ある程度利益が安定すれば狙い目ですが、現状では長期の安定配当狙いとしてみると、慎重に行きたい感じがあります。

では詳しく見ていきましょう!

リコーの株価と財務情報を確認

まずはリコーの株価指標と財務状況を確認していきます。

リコーの株価指標の確認

株価:1,307円

PER:15.9倍

PBR:0.81倍

時価総額:7,966億円

注:2023年9月28日のデータ

リコーの配当利回りと配当性向を確認

リコーの年間配当金は36円予定、株価は1,307円なので年間配当利回りは約2.8%です。

予想配当性向は約44%ですね。配当利回りはやや物足りなく、予想配当性向は高めですね。

リコーの財務状況の確認

自己資本比率:44.5%

ROE:5.5%

ROA:2.5%

PBRは割安ですね、自己資本比率は問題ないですね。

リコー(7752)とは

リコーは日本の電機機器メーカーです。主な製品は複写機、ファクシミリ、レーザープリンターやそれらの複合機、デジタルカメラです。

参照:リコー|Wikipedia

リコーの配当金について確認

リコーの過去10年間の配当金推移を確認

リコーの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2018年3月期に大きく減配していますね。その後は増配していますが、2021年3月期にも減配しているので長期の安定配当狙いとしては狙いにくい感じですね。

リコーの配当方針について

リコーの配当方針は「総還元性向50%を目安に段階的に引き上げる」としていますね。

高めの配当方針ですね。利益が確保できればしっかりと配当に還元する印象です。

参照:株主還元について|リコーグループ

リコーの配当権利日と支払い時期はいつ?

リコーは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

リコーの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

リコー過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2017年3月期はかなり利益が減少、2018年3月期は赤字で大きく減配当。2021年3月期も赤字で減配していますね。2022年3月期は利益がやや戻り、2023年3月期は大きく戻っているので今後に注目ですね。

株価チャートの動きを確認

下記はリコー10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 リコー株価チャートより

株価1,300円あたりは高めの位置ですね。利回り的にも少し狙いにくく、過去の株価を見ると1,000円以下から狙いたい感じもありますね。もちろん、配当が安定するかもしっかり見ていきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします