AGC(5201)の配当金診断。業績回復予想で配当維持予定!
勝手に配当金診断!
今回はガラスで世界トップクラスのAGC(5201)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
AGCの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのAGC株:★★★☆☆
配当利回りは合格ラインで、利益回復予想で配当性向も方針ラインまで下がる予定です。想定通り業績が回復すれば問題なさそうですが、もちろん警戒は必要ですね。
では詳しく見ていきましょう!
AGC(5201)とは
AGCは世界最大手のガラスメーカーで三菱グループの一員です。元々は旭硝子株式会社という称号でした。最近、「なんだし、なんだし、AGC」ってCMをたまに見かけますね。
AGCの株価と財務の情報を確認していきます
まずは現在のAGCの株価指標と財務状況を確認していきます。
AGCの株価指標の確認
株価:3,705円
PER:14.7倍
PBR:0.74倍
時価総額:8,427億円
注:2021年2月15日のデータ
AGCの財務状況の確認
自己資本比率:44%
ROE:2.9%
ROA:1.3%
割安感がありますね、しかしROEが低いのは気になる点ですね。
AGCの配当金について確認
AGCの過去10年間の配当金推移を確認
AGCの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年12月期は増配予定でしたが、据え置きに変更。ここ数年は減ってはいないですが増えてもいないという感じですね・・・。
AGCの配当利回りと配当性向を確認してみた
AGCの年間配当金は120円、株価は3,705円なので予想年間配当利回りは約3.2%です。
配当性向は約47%です。配当利回りは合格ラインで、配当性向も以前より多少落ち着く予定ですね。
AGCの配当方針について
AGCの配当方針は「現在の1株当たり年間配当額以上の継続を基本に、自己株取得を含めた連結総還元性向50%以上を目安」としています。
2019年12月期、2020年12月期の配当性向は方針より高めでしたが、2021年12月期は落ち着く予想ですね。予定通り落ち着けば問題ないですが、予想外のことが起きるとちょっと心配になりそうですね。
参照:配当情報|AGC
AGCの配当権利日と支払い時期
AGCは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
AGCの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
AGCの過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年12月期にかなり落ちましたね。2020年12月期は回復する予定でしたが新型コロナウイルスの影響もあり更に下落していますね。2021年12月期に大きく巻き返す予定ですが、あくまでも予定なので注意が必要ですね。
株価チャートの動きを確認していきます
AGCの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 AGC株価チャートより
株価は新型コロナウイルスの影響で下落しましたが、ここ最近では「思ったほど業績が悪くならない?復活する?」という感じで上昇し始めていますね。もちろん、まだまだ油断はできないですが・・・。株価3,000円あたりだと配当が維持できれば利回り的にも美味しそうですが、4,000円あたりだと少し難しい感じですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします