AGC(5201)の配当金診断。安定高利回りだが利益は不安定な推移

勝手に配当金診断!

今回はガラスで世界トップクラスのAGC(5201)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

AGCの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのAGC株:★★★☆☆

配当利回りは高いですが、予想配当性向も高めです。利回り的には十分狙えそうですが、利益の推移が不安定なので慎重に狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

AGCの株価と財務の情報を確認

まずはAGCの株価指標と財務状況を確認していきます。

AGCの株価指標の確認

株価:5,100円

PER:13倍

PBR:0.81倍

時価総額:1兆1560億円

注:2023年3月8日のデータ

AGCの配当利回りと配当性向を確認

AGCの年間配当金は210円予定、株価は5,100円なので年間配当利回りは約4.1%です。

予想配当性向は約54%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高めですね。

AGCの財務状況の確認

自己資本比率:49.4%

指標に割安感がありますね、自己資本比率は問題なさそうですね。

AGC(5201)とは

AGCは世界最大手のガラスメーカーで三菱グループの一員です。元々は旭硝子株式会社という称号でした。最近、「なんだし、なんだし、AGC」ってCMをたまに見かけますね。

参照:AGC|Wikipedia

AGCの配当金について確認

AGCの過去10年間の配当金推移を確認

AGCの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年12月期は増配予定でしたが、据え置きに変更。2021年12月期は据え置き予定でしたが大きく増配していますね。

AGCの配当方針について

AGCの配当方針は「現在の1株当たり年間配当額以上の継続を基本に、自己株取得を含めた連結総還元性向50%以上を目安」としています。

2019年12月期、2020年12月期の配当性向は高め、2022年12月期の純利益は赤字でしたが、安定配当に気を付けている印象を受けますね。

参照:配当情報|AGC

AGCの配当権利日と支払い時期はいつ?

AGCは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。

中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃

期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃

AGCの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

AGCの過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年12月期に下落、2020年12月期は回復する予定でしたが新型コロナウイルスの影響もあり更に下落していますね。2022年12月期の純利益は赤字なので気になる感じですね。

株価チャートの動きを確認

AGCの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 AGC株価チャートより

株価5,100円あたりはやや高めという感じですね。利回り的には十分狙えそうですが、過去の株価を考えると4,000円以下で狙いたい感じもありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします