日本電気硝子(5214)の配当金診断。DOE目安で安定配当・高配当利回り

勝手に配当金診断!

今回はFPD用ガラス大手の日本電気硝子(5214)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日本電気硝子の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日本電気硝子株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、配当方針でDOE目安としており、これまでの配当も安定しているのである程度の安心感はあります。しかし、利益が不安定なので慎重に判断していきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

日本電気硝子の株価と財務の情報を確認

まずは日本電気硝子の株価指標と財務状況を確認していきます。

日本電気硝子の株価指標の確認

株価:3,617円

PER:11.6倍

PBR:0.64倍

時価総額:3,600億円

注:2024年2月9日のデータ

日本電気硝子の配当利回りと配当性向を確認

日本電気硝子の年間配当金は130円予定、株価は3,617円なので年間配当利回りは約3.6%です。

予想配当性向は約42%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高めですね。

日本電気硝子の財務状況の確認

自己資本比率:69.2%

ROE:5.4%

ROA:3.8%

割安感があり、自己資本比率も問題ないですね。

日本電気硝子(5214)とは

日本電気硝子はガラスメーカーで主にフラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラスの大手で液晶用ガラス基板で世界生産量の20%を供給しています。

参照:日本電気硝子|Wikipedia

日本電気硝子の配当金について確認

日本電気硝子の過去10年間の配当金推移を確認

日本電気硝子の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は据え置きのときもありますが、比較的良い感じに推移していますね。2024年12月期は増配予定ですね。

日本電気硝子の配当方針について

日本電気硝子の配当方針は「業績の変動に大きく影響されることなく長期的に安定した配当を継続することを基本とし、株主資本配当率(DOE)2%以上を目標 」としています。

日本でも最近増えてきているDOE目安ですね。配当性向ではなく株主資本(純資産)を目安としているので配当が安定して推移していると見えますね。

参照:業績ハイライト|日本電気硝子

日本電気硝子の配当権利日と支払い時期はいつ?

日本電気硝子は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。12月末が決算です。

中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃

期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃

日本電気硝子の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

日本電気硝子の過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は結構不安定ですね、2019年12月期は最終赤字ですが、2020年12月期は回復、2021年12月期はさらに大きく回復していますね。2023年12月期は赤字なので注意していきたいですね。

株価チャートの動きを確認

日本電気硝子の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 日本電気硝子株価チャートより

株価3,600円あたりは、ここ数年でみると高い位置ですね。配当利回りは高めですが、過去の株価と比較すると安いわけでは無く、利益の推移も気になる感じなので慎重にいきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします