アイシン(7259)の配当金診断。高い配当利回りだが利益推移が気になる

勝手に配当金診断!

今回はトヨタ系部品大手のアイシン(7259)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

アイシンの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのアイシン精機株:★★★☆☆

年間配当利回りは高め、配当性向は問題ないです。長期の安定配当狙いという面では利益推移と配当推移が若干気になる感じもありますが、十分狙えそうな感じもあります。

では詳しく見ていきましょう!

アイシンの株価と財務の情報を確認

まずはアイシンの株価指標と財務状況を確認していきます。

アイシンの株価指標の確認、割安感がありますね

株価:1,561.5円

PER:9.4倍

PBR:0.58倍

時価総額:1兆2,633億円

注:2024年10月15日のデータ

アイシンの配当利回りと配当性向を確認

アイシンの年間配当金は60円、株価は1,561.5円なので予想年間配当利回りは約3.8%です。

予想配当性向は約36%です。配当利回りは高く、予想配当性向も問題なさそうですね。

アイシンの財務状況の確認

自己資本比率:46.1%

ROE:4.3%

ROA:2.0%

割安で、自己資本比率も問題ないですね。

アイシン(7259)とは

アイシンはトヨタグループの自動車部品メーカーです。日本の他メーカー、フランスのプジョーなど海外メーカーにも部品を供給しています。2021年4月1日にアイシン精機が子会社であるアイシン・エィ・ダブリュ株式会社と経営統合して設立されました。

参照:アイシン|Wikipedia

アイシンの配当金について確認

アイシンの過去10年間の配当金推移を確認

アイシンの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期は減配。2022年3月期は回復しますね。長期保有の配当狙いという点で考えると、やや慎重に行きたい感じもありますが、戻っているので悪くはないとも見えそうですね。

アイシンの配当方針について

アイシンの配当方針は「安定的な配当を維持していくことを基本に、業績及び配当性向等を総合的に勘案して決定」としています。

安定配当維持を基本としていますが、過去の配当を見ると利益次第で配当が増えたり減ったりする可能性もありそうですね。

アイシンの配当権利日と支払い時期はいつ?

アイシンは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

アイシンの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のアイシンの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年3月期はかなり利益が減っていますね。2022年3月期は経営統合の影響もあり純利益が好調ですが、2023年3月期にかなり減っているのは気になる所です。2025年3月期は好調な予想ですが、しっかり見ていきたいですね。

株価チャートの動きを確認

アイシンの10年間の株価チャートの動きです。

株価1,600円あたりは、高くはないですが安くもない位置ですね。今後も配当が維持できると十分な利回りですが、利益がどうなるかをしっかり見てから狙いたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします