KDDI(9433)の配当金診断。連続増配当中で高配当利回り、株主優待も実施。
勝手に配当金診断!
今回は「au」ブランドで有名な通信会社のKDDI(9433)の配当金の推移・今後について考えてみました。
KDDIの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのKDDI株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで連続増配中です。財務は問題ないです。しかし、やや配当性向が高くなっている点や株価が過去と比較すると高めの位置なので慎重に行きたいです。
では詳しく見ていきましょう!
KDDI(9433)とは
第二電電 (DDI)、ケイディディ (KDD)、日本移動通信 (IDO) が合併して誕生したのが「KDDI」ですね。総合通信サービスとして「au」ブランドが有名ですね。
KDDIの株価と財務の情報を確認
まずは現在の株価と財務状況の確認です。長期保有が前提とはいえ、現状もしっかり把握しないといけないです。
KDDIの株価指標から割高・割安度の確認
株価:3,326円
PER:11.9倍
PBR:1.65倍
時価総額:7兆6,637億円
注:2021年2月9日のデータ
財務データの確認、ROEは高め
自己資本比率:45.4%
ROE:13.9%
ROA:6.3%
株価はやや割安な感じですかね。財務状況に大きな問題はないです。
KDDIの配当金について確認
KDDIの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分のKDDIの配当金がどうなっているのか確認していきます。

かなり良い配当推移ですね!配当金は毎年増配して右肩上がりです。2021年3月期も増配予定で配当にしっかり還元している印象が強いですね。このまま増配が続くのなら長期配当狙いとしては非常に狙いたいですね。
KDDIの配当利回りと配当性向を確認してみた
KDDIの年間配当金は120円、現在の株価は3,326円なので予想年間配当利回りは約3.6%です
予想配当性向は約43%です。配当利回りは高めですが、配当性向も上がっていますね。まだまだ配当は増え続けるとは言い切れない感じですね。
KDDIの配当方針について
KDDIの配当方針は「配当性向40%超と利益成長に伴うEPS 成長の相乗効果により、今後も、持続的な増配を目指します。」としています。
安定的な配当が期待できる方針ですが、やはり配当性向がやや高くなっている点は気にはなりますね。
KDDIの配当権利日と支払い時期
KDDIは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
KDDIの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

営業利益は一兆円突破、利益は右肩上がりで好調ですね。この先も順調に利益が伸びれば当然、配当も増え続けそうです。しかし、近年は利益の増加ペースがやや落ちているのが気になりますね。
株価チャートの動きを確認
KDDIの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 KDDI株価チャートより
ここ6年ほど株価は3,000円前後で動いてますね。大きく下落していないですが、伸びていない印象も受けます。チャートを見ると2,500円は買いやすさはありますが、逆に3,000円を超えるとやや買いにくい感じですね。
KDDIの株主優待制度を確認
オマケで株主優待の内容を確認していきます。配当金狙いの私は正直、株主優待にお金や人員などの経費を使うよりも配当に回してもらいたいと考えてたりしますが、日本株特有の制度ってことで温かい目で見ています。
KDDIの株主優待の内容は「保有株式数」と「保有期間」に応じた商品カタログギフトです。結構人気の優待みたいですね。

100株で3,000円相当なのでまあまあといった感じですかね?
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします