KDDI(9433)の配当金診断。連続増配当で高利回り、株主優待も実施。
勝手に配当金診断!
今回は「au」ブランドで有名な通信会社のKDDI(9433)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
KDDIの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのKDDI株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで連続増配当中です。利益推移や財務も問題ないですが、過去と比較すると株価が高めなので下落したタイミングで狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
KDDIの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です。長期保有が前提とはいえ、現状もしっかり把握しないといけないです。
KDDIの株価指標から割高・割安度の確認
株価:4,271円
PER:13.5倍
PBR:1.77倍
時価総額:9兆8,349億円
注:2023年7月28日のデータ
KDDIの配当利回りと配当性向を確認
KDDIの年間配当金は140円予定、株価は4,271円なので予想年間配当利回りは約3.3%です。
予想配当性向は約44%です。配当利回りは高めですが、配当性向も高めですね。
財務データの確認
自己資本比率:42.7%
ROE:13%
ROA:5.6%
財務状況は特に問題ないですね。
KDDI(9433)とは
第二電電 (DDI)、ケイディディ (KDD)、日本移動通信 (IDO) が合併して誕生したのが「KDDI」ですね。総合通信サービスとして「au」ブランドが有名ですね。
KDDIの配当金について確認
KDDIの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分のKDDIの配当金がどうなっているのか確認していきます。

かなり良い配当推移ですね!配当金は毎年増配して右肩上がりです。2024年3月期も増配予定で、配当にしっかり還元している印象が強いですね。このまま増配が続くのなら長期配当狙いとしては狙いたいですね。
KDDIの配当方針について
KDDIの配当方針は「配当性向40%超、利益成長に伴うEPS成長の相乗効果で今後も持続的な増配を目指す。」としています。
安定的な配当が期待できる方針ですが、やや高めの配当性向方針は少し気にはなりますね。大きくは問題ないですが。
KDDIの配当権利日と支払い時期はいつ?
KDDIは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
KDDIの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
過去10年の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益はかなり安定して推移していますが、近年は増加ペースがやや落ちていますね。この先も順調に利益が伸びれば当然、配当も増え続けそうですが、利益が増えないと増配が止まる可能性もありそうです。
株価チャートの動きを確認
KDDIの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 KDDI株価チャートより
株価4,300円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。出来れば3,000円あたりで狙いたいですが、そこまで下落するときは理由もしっかり確認してからですね
KDDIの株主優待制度を確認
オマケで株主優待の内容を確認していきます。配当金狙いの私は正直、株主優待にお金や人員などの経費を使うよりも配当に回してもらいたいと考えてたりしますが、日本株特有の制度ってことで温かい目で見ています。
KDDIの株主優待の内容は「保有株式数」と「保有期間」に応じた商品カタログギフトです。結構人気の優待みたいですね。

100株で3,000円相当なのでまあお得といった感じですかね?少し高めの配当性向方針、尚且つ株主優待実施なので、若干ですが心配になりますね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします