デンソー(6902)の配当金診断。安定増配当推移だが利回りはやや物足りない

勝手に配当金診断!

今回はトヨタ系部品で国内首位のデンソー(6902)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

デンソーの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのデンソー株:★★★☆☆

年間配当利回りはやや物足りないです。これまでの配当は安定した推移なので、株価が下落したタイミングで狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

デンソーの株価と財務の情報を確認

まずはデンソーの株価指標と財務状況を確認していきます。

デンソーの株価指標の確認

株価:2,089.5円

PER:13.3倍

PBR:1.23倍

時価総額:6兆5,856億円

注:2022年12月15日のデータ

デンソーの配当利回りと配当性向を確認

デンソーの年間配当金は52円予定、株価は2,089.5円なので年間配当利回りは約2.5%です。

予想配当性向は約33%です。配当利回りはやや物足りないですね、予想配当性向は問題なさそうです。

デンソーの財務状況の確認

自己資本比率:60.7%

ROE:6.2%

ROA:3.7%

指標に割安感はないですね。自己資本比率は問題ないです。

デンソー(6902)とは

デンソーは日本の自動車部品メーカーですね。自動車部品業界では国内最大手です。元々はトヨタ自動車の開発部門で、現在もトヨタグループに属しています。

参照:デンソー|Wikipedia

デンソーの配当金について確認

デンソーの過去10年間の配当金推移を確認

デンソーの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金の推移は安定していますね。2024年3月期も増配予定でいい感じですね。減配していないのは長期の配当狙いとしては良いですね。

デンソーの配当方針について

デンソーの配当方針は「連結業績及び配当性向・配当金額等を総合的に勘案しながら、長期安定的に配当水準を継続的に向上」としています。

配当性向の推移を見ると、業績連動というよりも安定配当に気を付けている印象を受けますね。

参照:株主還元|DENSO

デンソーの配当権利日と支払い時期はいつ?

デンソーは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

デンソーの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のデンソーの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

新型コロナウイルスの影響が大きく、2020年3月期はかなり減益ですね。2021年3月期も厳しいですが、その後は大きく回復し、2024年3月期も利益を伸ばす予定ですね。

株価チャートの動きを確認

デンソーの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 デンソー株価チャートより

株価は2,100円あたりは安くはない位置ですね。この先も配当が増えると考えたとした場合でも、2,000円以下、1,700円あたりから狙いたい感じもありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします