デンソー(6902)の配当金診断。安定配当だが利回りはやや物足りない

勝手に配当金診断!

今回はトヨタ系部品で国内首位のデンソー(6902)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

デンソーの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのデンソー株:★★★☆☆

年間配当利回りはやや物足りないです。これまでの配当は安定した推移なので、株価が下落したタイミングで狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

デンソー(6902)とは

デンソーは日本の自動車部品メーカーですね。自動車部品業界では国内最大手です。元々はトヨタ自動車の開発部門で、現在もトヨタグループに属しています。

参照:デンソー|Wikipedia

デンソーの株価と財務の情報を確認

まずはデンソーの株価指標と財務状況を確認していきます。

デンソーの株価指標の確認

株価:7,325円

PER:14.8倍

PBR:1.29倍

時価総額:5兆7,717億円

注:2022年9月15日のデータ

デンソーの財務状況の確認

自己資本比率:58.3%

ROE:6.1%

ROA:3.5%

指標に割安感はないですね。自己資本比率は問題ないです。

デンソーの配当金について確認

デンソーの過去10年間の配当金推移を確認

デンソーの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金の推移は安定していますね。2023年3月期も増配予定でいい感じですね。減配していないのは長期の配当狙いとしては良いですね。

デンソーの配当利回りと配当性向を確認

デンソーの年間配当金は180円予定、株価は7,325円なので年間配当利回りは約2.5%です。

予想配当性向は約36%です。配当利回りはやや物足りないですね、予想配当性向は問題なさそうです。

デンソーの配当方針について

デンソーの配当方針は「連結業績及び配当性向・配当金額等を総合的に勘案しながら、長期安定的に配当水準を継続的に向上」としています。

配当性向の推移を見ると、業績連動というよりも安定配当に気を付けている印象を受けますね。

参照:株主還元|DENSO

デンソーの配当権利日と支払い時期はいつ?

デンソーは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

デンソーの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分のデンソーの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

新型コロナウイルスの影響が大きく、2020年3月期はかなり減益ですね。2021年3月期も厳しいですが、2022年3月期に大きく回復、2023年3月期は利益を伸ばす予定ですね。

株価チャートの動きを確認

デンソーの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 デンソー株価チャートより

株価は7,300円あたりは高い位置ですね。この先、配当が増える狙いだと狙えなくはないですが、出来れば5,000円あたりから狙いたい感じがあります。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします