キヤノン(7751)の配当金診断。配当が完全回復予定で高めの利回り
勝手に配当金診断!
今回はカメラ・事務機器で世界大手のキヤノン(7751)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
キヤノンの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのキヤノン株:★★★☆☆
年間配当利回りは高め、配当が完全回復予定です。株価が過去と比較すると高い位置なので慎重に判断したいです。
では詳しく見ていきましょう!
キヤノンの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
キヤノンの株価指標
株価:5,018円
PER:13倍
PBR:1.4倍
時価総額:6兆6,928億円
注:2025年1月31日のデータ
キヤノンの配当利回りと配当性向を確認
キヤノンの年間配当金は160円予定、株価は5,018円なので予想年間配当利回りは約3.2%です。
予想配当性向は約41%です。高めの配当利回り、予想配当性向は大きくは問題ない水準ですね。
キヤノンの財務データ
自己資本比率:63.2%
ROE:4.4%
ROA:2.8%
自己資本比率は問題なさそうです。
キヤノン(7751)とは
キヤノン株式会社(読み方はキャノン(Canon))はカメラ、ビデオの映像機器、プリンタ、複写機の事務機器、半導体・ディスプレイ製造装置などを製造する日本の大手精密機器メーカーです。1949年の上場以来、年間での赤字は一度もないです。
キヤノンの配当金について確認
キヤノンの過去10年分の配当金推移を確認
過去のキヤノンの配当金推移を確認していきます。
2020年12月期に配当を大きく減らしていますね。その後、徐々に回復して2025年12月期に完全に回復する予定ですね。長期の配当狙いとしては大きく減配しているのは、慎重に判断したいですね。
キヤノンの配当方針について
キヤノンの配当方針は「将来の投資計画やキャッシュ・フローなどを総合的に勘案し、配当を中心に、安定的かつ積極的な利益還元に取り組む」、「配当性向50%を目途」としています。
キヤノンの配当権利日と支払い時期はいつ?
キヤノンは通常は年2回(中間・期末)の配当を実施してます。12月末が決算ですね。
中間配当の権利日:6月末
中間配当の支払日:9月頃
期末配当の権利日:12月末
期末配当の支払日:3月頃
キヤノンの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
キヤノンの経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。
2021年12月期以降は利益が大きく回復、2024年12月期は利益が減っていますが、2025年12月期は大きく増える予定ですね。今後どうなるか確認したいですね。
株価チャートの動きを確認
下記はキヤノンの株価チャートの動きです。
株価5,000円あたりは、ここ数年で見ると高い位置ですね。利回り的には狙える感じですが、利益と配当がどうなるかしっかり確認してから慎重に狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします