日立建機(6305)の配当金診断。業績連動の配当・安定配当狙いでは慎重に判断したい

勝手に配当金診断!

今回は油圧シャベルで高いシェアのある総合建機大手の日立建機(6305)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日立建機の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日立建機株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、利益に応じた配当と言う印象が強く、長期の安定配当狙いとして考えると慎重に判断したいです。株価も高めの位置です。

では詳しく見ていきましょう!

日立建機(6305)とは

日立建機株式会社は日本の建設機械メーカーで日立グループに属しています。建設機械業界では世界3位の規模です。

参照:日立建機|Wikipedia

日立建機の株価と財務の情報を確認

まずは日立建機の株価指標と財務状況を確認していきます。

日立建機の株価指標の確認

株価:4,120円

PER:8.9倍

PBR:1.15倍

時価総額:8,863億円

注:2024年6月7日のデータ

日立建機の配当利回りと配当性向を確認

日立建機の年間配当金は175円、株価は4,120円なので予想年間配当利回りは約4.3%です。

予想配当性向は約38%です。配当利回りは高く、予想配当性向は問題ない水準ですね。

日立建機の財務状況の確認

自己資本比率:41.6%

ROE:12.2%

ROA:5.1%

PERは割安感がありますね。

日立建機の配当金について確認

日立建機の過去10年間の配当金推移を確認

日立建機の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期、2021年3月期と連続減配ですね。業績に連動した配当を出すという印象ですね。2025年3月期も増配予定ですが、長期で配当狙いと考えると慎重に判断したいですね。

日立建機の配当方針について

日立建機の配当方針は「配当性向は30%~40%を目安に安定的かつ継続的に実施」としています。

参照:中期経営計画- 日立建機

日立建機の配当権利日と支払い時期はいつ?

日立建機は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

日立建機の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の日立建機の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年3月期、2021年3月期と業績が悪化していますね、配当も減配しています。新型コロナウイルスの影響が大きく出ている感じですね。その後は利益が回復して配当も復活していますね。

株価チャートの動きを確認していきます

日立建機の10年間の株価チャートの動きです。

株価4,100円あたりは高めの位置ですね。3,000円前後から狙いたい感じで今の株価では慎重に行きたいですね。また、配当がどうなるかも確認したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします