日立建機(6305)の配当金診断。高い利回りだが業績連動感があるので安定配当狙いでは慎重に判断したい

勝手に配当金診断!

今回は油圧シャベルで高いシェアのある総合建機大手の日立建機(6305)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日立建機の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日立建機株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、利益に応じた配当と言う印象が強く、長期の安定配当狙いとして考えると慎重に判断したいです。株価も高めの位置です。

では詳しく見ていきましょう!

日立建機の株価と財務の情報を確認

まずは日立建機の株価指標と財務状況を確認していきます。

日立建機の株価指標の確認

株価:4,358円

PER:11.2倍

PBR:1.15倍

時価総額:9,375億円

注:2025年6月16日のデータ

日立建機の配当利回りと配当性向を確認

日立建機の年間配当金は175円、株価は4,358円なので予想年間配当利回りは約4.0%です。

予想配当性向は約45%です。配当利回りは高く、予想配当性向は高めですね。

日立建機の財務状況の確認

自己資本比率:45.2%

ROE:10.1%

ROA:4.5%

自己資本比率は問題ないですね。

日立建機(6305)とは

日立建機株式会社は日本の建設機械メーカーで日立グループに属しています。建設機械業界では世界3位の規模です。

参照:日立建機|Wikipedia

日立建機の配当金について確認

日立建機の過去10年間の配当金推移を確認

日立建機の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期、2021年3月期と連続減配ですね。業績に連動した配当を出すという印象ですね。2026年3月期は据え置き予定ですが、長期で配当狙いと考えると慎重に判断したいですね。

日立建機の配当方針について

日立建機の配当方針は「配当性向は30%~40%を目安に安定的かつ継続的に実施」としています。

参照:中期経営計画- 日立建機

日立建機の配当権利日と支払い時期はいつ?

日立建機は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

日立建機の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の日立建機の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年3月期、2021年3月期と業績が悪化していますね、配当も減配しています。新型コロナウイルスの影響が大きく出ている感じですね。その後は利益が回復して配当も復活していますね。

株価チャートの動きを確認していきます

日立建機の10年間の株価チャートの動きです。

株価4,400円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。3,000円あたりから狙いたい感じで今の株価では慎重に判断したいですね。また、配当がどうなるかも確認したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします