ジェイテクト(6473)の配当金診断。連続減配で利回り低い、回復すればおいしそうだが
勝手に配当金診断!
今回はベアリング大手のジェイテクト(6473)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
ジェイテクトの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのジェイテクト株:★★☆☆☆
年間配当利回りは物足りないです。配当が戻ればおいしくなる可能性がありますが、近めで大きく減配しているのは長期安定配当狙いと考えるとちょっと狙いにくいです。
では詳しく見ていきましょう!
ジェイテクト(6473)とは
ジェイテクトはトヨタグループに属する機械・自動車部品製造会社です。ベアリング大手で自動車業界向け製品をメインに扱ってます。
ジェイテクトの株価と財務の情報を確認
まずはジェイテクトの株価指標と財務状況を確認していきます。
ジェイテクトの株価指標の確認、割高感はないですね
株価:920円
PER:12.6倍
PBR:0.51倍
時価総額:3,158億円
注:2022年5月2日のデータ
ジェイテクトの財務状況の確認
自己資本比率:45%
ROE:3.3%
ROA:1.5%
PBRは割安ですね、自己資本比率も問題なさそうですね。
ジェイテクトの配当金について確認
ジェイテクトの過去10年間の配当金推移を確認
ジェイテクトの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2020年3月期は赤字で減配、2021年3月期は連続赤字というのもあり、更に大きく減配していますね。やや回復していますが、配当推移はかなり厳しい感じです。
ジェイテクトの配当利回りと配当性向を確認
ジェイテクトの年間配当金は22円予定、株価は920円なので年間配当利回りは約2.4%です。
予想配当性向は約30%です。配当利回りはまだ物足りないですね、予想配当性向は問題なさそうです。
ジェイテクトの配当方針について
ジェイテクトの配当方針は「安定的な配当の継続を基本に、業績及び配当性向等を総合的に勘案の上、配当額を決定」としています。
これまで厳しい時でも配当を維持していましたが、大きく減配。ここからの巻き返しに期待ですね。
ジェイテクトの配当権利日と支払い時期はいつ?
ジェイテクトは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
ジェイテクトの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
ジェイテクト過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期に利益が減少し2020年3月期、2021年3月期はかなり厳しいですね。2022年3月期に回復して2023年3月期は更に回復する予定なので、これからに期待ですね。
株価チャートの動きを確認
ジェイテクトの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ジェイテクト株価チャートより
株価1,000円以下は過去と比較すると安めですね。とはいえ、配当推移や利益推移を見るとまだ手を出しにくいですね。配当が以前の水準(40円以上)まで回復すれば1,000円以下はかなりおいしくなる可能性がありそうですね。もちろん、リスクはありますが。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします