勝手に配当金診断!
今回はゲーム・アミューズメント機器のセガとサミーが統合したセガサミーホールディングス(6460)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
セガサミーの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのセガサミー株:★★☆☆☆
年間配当利回りは物足りなさがあり、中間配当を減配しています。ここ数年は配当性向が高い時も多く、年間配当でも減る可能性がありそうです。
では詳しく見ていきましょう!
セガサミー(6460)とは
セガサミーホールディングスは大手パチスロ・パチンコ・ゲームメーカーのサミーとゲームメーカーのセガグループを買収して経営統合で設立されました。
セガサミーの株価と財務の情報を確認していきます
現在のセガサミーの株価指標と財務状況を確認していきます。
セガサミーの株価指標の確認、割安感はあまりないかな
株価:1,603円
PBR:1.39倍
時価総額:4,268億円
注:2021年1月8日のデータ
セガサミーの財務状況の確認
自己資本比率:62.2%
ROE:5.1%
ROA:3.2%
株価に割高感はないですが、割安でもない感じですね。ROEはやや低めですね。
セガサミーの配当金について確認
セガサミーの過去10年間の配当金推移を確認
セガサミーの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

年間の配当金は40円ですね。過去10年40円なのは安定しているとみるか、増えていないと見るか・・・。2021年3月期の年間配当は未定ですが、中間配当を前年の20円から10円に減らしているので年間でも減る可能性がありますね。
セガサミーの配当利回りと配当性向を確認してみた
セガサミーの年間配当金は40円、株価は1,603円なので予想年間配当利回りは約2.5%です(配当金は2020年3月期)
配当性向は約68%です。配当利回りに物足りなさがあり、配当性向も高いですね。
セガサミーの配当方針について
セガサミーの配当方針は「利益に応じた適正な配当を行うことを基本方針」としています。
これまで赤字の時や利益が減少した時でも年間配当は40円でキープしていたのでキープする可能性もありますが、中間配当が減っているので減る可能性もありそうですね。
セガサミーの配当権利日と支払い時期
セガサミーは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
セガサミーの利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分のセガサミーの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益はかなりばらつきがありますね。2015年3月期は赤字で、ここ数年の利益も結構苦戦してますね。2021年3月期も大きく赤字予想で結構苦しい感じですね。
株価チャートの動きを確認していきます
セガサミーの10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 セガサミー株価チャートより
現在の株価は下落した位置からやや上昇した感じですね。配当利回りや利益推移を考えると、個人的にはやや手を出しにくい株価ですね。
セガサミーの株主優待について
セガサミーは株主優待を実施しています。UFOキャッチャー・セガキャッチャーオンラインで利用できる券や施設で利用できる券になりますね。
保有株式数が増えるとかなり大きい優待金額ですが、配当狙いの私的には配当金に回して欲しい感じですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします