川崎汽船(9107)の配当金診断。配当は不安定な推移・高い利回りだが慎重に判断したい
勝手に配当金診断!
今回は海運大手3社一角の川崎汽船(9107)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
川崎汽船の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての川崎汽船株:★★★☆☆
年間配当利回りは高いですが、これまでの配当推移は不安定で良くも悪くも利益次第で変わる印象です。長期の安定配当狙いとしては慎重に判断したいです。
では詳しく見ていきましょう!
川崎汽船の株価と財務の情報を確認
まずは川崎汽船の株価指標と財務状況を確認していきます。
川崎汽船の株価指標の確認
株価:2,108円
PER:12.7倍
PBR:0.79倍
時価総額:1兆3,474億円
注:2025年12月9日のデータ
川崎汽船の配当利回りと配当性向を確認
川崎汽船の年間配当金は120円予定、株価は2,108円なので予想年間配当利回りは約5.7%です。
予想配当性向は約72%です。配当利回りは高く、予想配当性向は高いですね。
川崎汽船の財務状況の確認
自己資本比率:75.6%
ROE:18.1%
ROA:13.7%
財務は問題なさそうですね。
川崎汽船(9107)とは
川崎汽船株式会社は日本の大手海運企業です。国内第3位の規模を持ちます。
川崎汽船の配当金について確認
川崎汽船の過去10年間の配当金推移を確認
川崎汽船の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金は上下していますね。安定的な配当というよりは業績に連動した配当という印象ですね。過去には無配になった期間もあり、安定配当狙いとしては慎重に判断したいですね。
川崎汽船の配当方針について
川崎汽船の配当方針は「キャッシュ・フローを踏まえて自己株式取得を含む株主還元を積極的に進める」としています。
判断が難しいので、慎重に見ていきたいですね。
川崎汽船の配当権利日と支払い時期はいつ?
川崎汽船は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
川崎汽船の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の川崎汽船の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2022年3月期、2023年3月期の利益がかなり大きく増えてますね。利益が配当に大きく関係しそうなのでしっかり確認したいですね。
株価チャートの動きを確認
川崎汽船の10年間の株価チャートの動きです。

株価2,100円あたりは過去と比較すると高い位置ですね。利回り的には十分狙えそうですが、長期の安定配当という点で考えると慎重に判断したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします











