商船三井(9104)の配当金診断。大きく減配予定も高い利回り

勝手に配当金診断!

今回は海運業大手の商船三井(9104)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

商船三井の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての商船三井株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないです。しかし、これまでの配当推移は不安定で良くも悪くも利益次第と言う印象なので、長期の安定配当狙いとしては慎重にいきたいです。

では詳しく見ていきましょう!

商船三井の株価と財務の情報を確認

まずは商船三井の株価指標と財務状況を確認していきます。

商船三井の株価指標の確認

株価:5,133円

PER:7.9倍

PBR:0.82倍

時価総額:1兆8,587億円

注:2024年2月5日のデータ

商船三井の配当利回りと配当性向を確認

商船三井の年間配当金は200円予定、株価は5,133円なので予想年間配当利回りは約3.9%です。

予想配当性向は約31%です。配当利回りは高く、予想配当性向も問題ないですね。

商船三井の財務状況の確認

自己資本比率:58%

ROE:35%

ROA:20.3%

PER、PBRともに割安ですね。財務は問題なさそうです。

商船三井(9104)とは

商船三井は大手海運会社です。現在は三井グループに属しています。

参照:商船三井|Wikipedia

商船三井の配当金について確認

商船三井の過去10年間の配当金推移を確認

商船三井の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2022年3月期、2023年3月期に配当をかなり増配していますね。2024年3月期は大きく減配予定で安定配当というよりは業績に連動した配当という印象ですね。考え方次第ですが、長期で安定配当を希望する人にはちょっと狙いにくい感じですね。もちろん、業績に応じて配当を出すのが良いという人もいるかと思います。

商船三井の配当方針について

商船三井の配当方針は「2023年度~2025年度については連結配当性向を30%の業績に連動した配当、加えて下限配当を導入」としています。

2023年度の下限配当は150円を設定しています。業績連動感が強いですね。

参照:配当方針・実績|商船三井

商船三井の配当権利日と支払い時期はいつ?

商船三井は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

商船三井の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の商船三井の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2022年3月期の利益はかなり増えて、その影響で大きく配当金が増えたという感じですね。

2024年3月期は純利益が大きく減る予想で減配という感じですね。今後もある程度の利益が続けば配当も良いと思いますが、それ以前は赤字の時もあり、判断が難しい感じもありますね。

株価チャートの動きを確認

商船三井の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 商船三井株価チャートより

株価5,100円あたりは過去の株価を見るとかなり高い位置ですね。高い利回りですが、長期の安定配当狙いとしては、今後どうなるのか慎重に判断したいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします