九電工(1959)の配当金診断。安定利益・安定配当だが利回り物足りない

勝手に配当金診断!

今回は九州電力系の工事会社、九電工(1959)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

九電工の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての九電工株:★★☆☆☆

年間配当利回りは物足りないですが、配当性向は適正で利益も安定しています。株価もここ数年で見ると高い位置なので下落した時に警戒しながらですが狙いたいです。

では詳しく見ていきましょう!

九電工の株価と財務の情報を確認

まずは九電工の株価指標と財務状況を確認していきます。

九電工の株価指標の確認

株価:4,623円

PER:12.4倍

PBR:1.25倍

時価総額:2,218億円

注:2023年10月11日のデータ

九電工の配当利回りと配当性向を確認

九電工の年間配当金は110円予定、株価は4,623円なので予想年間配当利回りは約2.4%です。

予想配当性向は約29%です。配当利回りは物足りないですが、配当性向は問題なさそうですね。

九電工の財務状況の確認

自己資本比率:59.1%

ROE:10%

ROA:5.9%

自己資本比率は問題なく、ROE、ROA共に高いですね。

九電工(1959)とは

九電工は電気設備工事を主な事業とする会社です。電気・管工事以外にも情報分野、リース業、保険業、ホテル・ゴルフ場経営などのグループ会社を立ち上げ経営多角化にも力をいれています。

参照:九電工|Wikipedia

九電工の配当金について確認

九電工の過去10年間の配当金推移を確認

九電工の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当は急激に増えた後は100円で据え置きですね。2023年3月期に増配していますが、今からだと据え置き感が続いているので、ものすごくおいしいとは言えない感じですかね。

九電工の配当方針について

九電工の配当方針は「事業環境や業績、財務状況等を総合的に勘案し、連結配当性向25%を目安に、安定した配当を継続的に実施」としています。

配当が減る可能性は低い気がしますが、増える可能性も現状では低そうですね。

参照:株式基本情報|九電工

九電工の配当権利日と支払い時期はいつ?

九電工は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

九電工の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

過去10年分の九電工の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

ここ数年の利益は安定している感じですね。2024年3月期も良さそうで、今後の安定配当にも期待が持てそうですね。

株価チャートの動きを確認

九電工の10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 九電工株価チャートより

株価4,600円あたりはここ数年で見ると高いの位置ですね、利回り的にもしばらくは様子を見たいですね。株価3,000円くらいまで下落すれば、警戒しながら狙いたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします