ローソン(2651)の配当金診断。下限配当を設定しているが、高い配当性向推移。
勝手に配当金診断!
今回は三菱商事傘下のコンビニ大手、ローソン(2651)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
ローソンの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのローソン株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高めですが、配当性向も高く厳しい利益推移です。配当が戻ればおいしくなる可能性もあるので、利益がどうなるのか慎重に見て判断していきたいです。
では詳しく見ていきましょう!
ローソンの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認です!現状をしっかり把握していきます。
ローソンの株価指標は特に割安感はないかな?
株価:5,080円
PER:23.1倍
PBR:1.79倍
時価総額:5,095億円
注:2023年2月6日のデータ
ローソンの配当利回りと配当性向を確認
ローソンの年間配当金は150円予定、株価は5,080円なので年間配当利回りは約3.0%です。
予想配当性向は約68%です。配当利回りは高めですが、配当性向も高いですね。
ローソンの財務データ
自己資本比率:20.8%
ROE:6.3%
ROA:1.3%
割安感はないですね。自己資本比率は低いですね。
ローソン(2651)とは
株式会社ローソンは日本の大手コンビニです。三菱商事の子会社として三菱グループに属しています。元々はダイエーが親会社でした。
ローソンの配当金について確認
ローソンの過去10年分の配当金推移を確認
過去のローソンの配当金推移を確認していきます。

2020年2月期に大きく減配して、その後は据え置きですね。配当狙いとしては大きく減配しているのは保有しにくい感じですね。
ローソンの配当方針について
ローソンの配当方針ですが「安定的に1株当たり年間150円を下限とした上で、連結配当性向50%を目標として配当金を支払う」としています。
配当性向の推移を見ると厳しい感じですね。下限を設定していますが、高い水準が続くとやや心配になりますね。
ローソンの配当権利日と支払い時期はいつ?
ローソンは通常は年2回(中間・期末)の配当を実施してます。2月末が決算ですね。
中間配当の権利日:8月末
中間配当の支払日:11月頃
期末配当の権利日:2月末
期末配当の支払日:5月頃
ローソンの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移グラフ
ローソンの営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益は厳しい感じですね。2022年2月期は回復、2023年2月期も更に回復する予想ですが、配当性向を考えるともっと回復しないと配当が増える(以前の水準まで戻る)可能性は低そうですね。
株価チャートの動きを確認
下記はローソンの株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 ローソン株価チャートより
株価5,100円あたりは安い位置ですね。現状の利益・配当の動きでは狙いにくいですが、以前の配当に戻ればかなり美味しくなる可能性もあるので、利益がどこまで復活するか確認しながら狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします