イオンフィナンシャルサービス(8570)の配当金診断。高い利回りだが慎重に確認したい

勝手に配当金診断!

今回はイオン系の金融事業会社のイオンフィナンシャルサービス(8570)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

イオンFSの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしてのイオンFS株:★★★☆☆

年間配当利回りは高いですが、配当推移や利益推移が気になる感じです。株価は安めなので今後の利益や配当がどうなるかを見極めて狙いたいですね。

では詳しく見ていきましょう!

イオンFSの株価と財務の情報を確認

まずはイオンフィナンシャルサービスの株価と財務状況の確認をしていきます!

イオンFSの株価指標は金融業ではよくある水準

株価:1,318.5円

PER:13.6倍

PBR:0.62倍

時価総額:2,848億円

注:2024年4月10日のデータ

イオンFSの配当利回りと配当性向を確認

イオンフィナンシャルサービスの年間配当金は53円予定、株価は1,318.5円なので年間配当利回りは約4.0%です

予想配当性向は約54%です。高い配当利回りですが、予想配当性向は高めですね。

イオンFSの財務データ

自己資本比率:6.6%

ROE:4.6%

ROA:0.3%

金融業という感じの割安感と財務状況ですね。特に目立って気になるところはないですね。

イオンフィナンシャルサービス(8570)とは

イオンフィナンシャルサービスは、元々はイオングループのクレジットカード・信用保証事業を行う「イオンクレジットサービス株式会社」として運営されていた企業です。イオングループの金融事業再編に伴い、2013年に金融持株会社に移行しています。

参照:イオンフィナンシャルサービス|Wikipedia

イオンFSの配当金について確認

イオンFSの過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分のイオンフィナンシャルサービスの配当金推移を確認していきます。

配当は2021年2月期に大きく減配していますね。2022年2月期、2023年2月期は増配していますが完全には戻っておらず、配当狙いとしては慎重に見ていきたいですね。

イオンFSの配当方針について

イオンフィナンシャルサービスの配当方針は「適正な利益配分を実施」としています。

判断が難しいですが、配当推移を見るとある程度は利益に連動している様にも見えますね。

参照:配当と株式分割の推移|イオンフィナンシャルサービス

イオンFSの配当権利日と支払い時期はいつ?

イオンFSは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。2月末が決算ですね

中間配当の権利日:8月末
中間配当の支払日:11月頃

期末配当の権利日:2月末
期末配当の支払日:5月頃

イオンFSの利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

イオンフィナンシャルサービス過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益の動きはやや気になる感じですね。2021年2月期に大きく減少して、2022年2月期は回復していますが、元の配当に戻るには、さらに利益が必要な気がします。

株価チャートの動きを確認

下記はイオンフィナンシャルサービス10年間の株価チャートの動きです。

株価1,300円くらいは安めの位置ですね。ものすごくお得というわけでは無さそうですが。利回り的には十分狙えそうです。配当推移・利益推移が気になる感じなのでしっかり確認して狙いたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします