伊藤忠エネクス(8133)の配当金診断。利益・配当ともに好調な推移で高い利回り
勝手に配当金診断!
今回は伊藤忠グループ中核のエネルギー商社、伊藤忠エネクス(8133)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
伊藤忠エネクスの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての伊藤忠エネクス株:★★★★☆
年間配当利回りは高く、配当推移も良好です。やや高めの配当方針ですが、利益推移も問題ないので株価が下落した時に狙いたい銘柄の一つです。
では詳しく見ていきましょう!
伊藤忠エネクス(8133)とは
伊藤忠エネクス株式会社は伊藤忠商事が株式の約54%を保有しています。エネルギー商社としては国内トップの売り上げ規模を誇ります。
伊藤忠エネクスの株価と財務の情報を確認
まずは株価と財務状況の確認していきます。長期保有が前提とはいえ、現状をしっかり把握していきます。
伊藤忠エネクスの株価指標は割安
株価:1,038円
PER:9.4倍
PBR:0.83倍
時価総額:1,213億円
注:2022年2月9日のデータ
伊藤忠エネクスの財務データ
自己資本比率:32.2%
ROE:8.6%
ROA:2.8%
株価は商社銘柄ということもあり割安ですね。財務状況も商社銘柄という感じです。
伊藤忠エネクスの配当金について確認
伊藤忠エネクスの過去10年分の配当金推移を確認
過去10年分の伊藤忠エネクスの配当金がどうなっているのか確認していきます。

2021年3月期は設立60周年記念の特別配当が6円というのを考えると、減配することなく推移していますね。配当が減らないのは長期で保有したくなりますね。
伊藤忠エネクスの配当利回りと配当性向を確認
伊藤忠エネクスの年間配当金は46円予定、株価は1,038円なので予想年間配当利回りは約4.4%です
予想配当性向は約42%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向もやや高めですね。
伊藤忠エネクスの配当方針について
伊藤忠エネクスの配当方針は「連結配当性向40%以上を指針」としています。
過去の配当性向は40%を超えることも多く、利益を多めに配当に回している印象ですね。減配する可能性は今のところ低そうですね。
伊藤忠エネクスの配当権利日と支払い時期はいつ?
伊藤忠エネクスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
伊藤忠エネクスの利益と株価チャートの動きを確認
経常利益と当期純利益の推移グラフ
伊藤忠エネクス過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益の推移は比較的いい感じですね。2022年3月期も増益予定ですね。今後も利益が増えていけば配当も増えていきそうですね。
株価チャートの動きを確認
伊藤忠エネクス10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 伊藤忠エネクス株価チャートより
株価1,000円あたりは安くもなく、高くもなくと言った感じですね。十分な利回りですが、過去の株価を見ると、800円くらいが狙い目という感じですね。ただ、そこまで下落するかどうか、下落した時は理由をしっかり確認しておきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします