東洋紡(3101)の配当金診断。配当は据え置き推移、高利回り

勝手に配当金診断!

今回は繊維を中心に化成・バイオ・医療などの開発・製造を行う東洋紡(3101)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

東洋紡の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての東洋紡株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高く、これまでの配当推移は良く言えば「安定」、悪く言うと「増えていない」です。気になる点もありますが、株価は過去と比較すると安いです。

では詳しく見ていきましょう!

東洋紡の株価指標と財務状況の確認

まずは株価指標と財務状況の確認です。

東洋紡の株価指標は割安感あり

株価:1,080.5円

PER:23.9倍

PBR:0.5倍

時価総額:962億円

注:2023年7月28日のデータ

東洋紡の配当利回りと配当性向を確認

東洋紡の年間配当金は40円予定、株価は1,080.5円なので年間配当利回りは約3.7%です。

予想配当性向は約88%です。配当利回りは高く、予想配当性向も高いですね。

東洋紡の財務状況を確認

自己資本比率:32.2%

ROE:2.1%

ROA:0.7%

自己資本比率がやや低めですね。

東洋紡(3101)とは

東洋紡は日本の大手化学企業です。繊維を中心に化成・バイオ・医薬など高機能製品の開発・製造を行っています。

参照:東洋紡|Wikipedia

東洋紡の配当金について確認

東洋紡の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年間の東洋紡の配当金の推移を確認していきます。

配当が増えていないのは気になりますが、減っていないのは良いですね。ベストはもちろん増えることですが、今の配当をキープし続けるというのも長期配当狙いでは非常に重要ですね。

東洋紡の配当方針について

東洋紡の配当方針は「総還元性向30%を目安として、自己株式の取得を含めた株主還元を行う」としています。

総還元性向30%目安ですが、安定配当にも気を付けている印象ですね。とはいえ、方針より高い配当性向なのは気になる所です。

参照:配当|東洋紡株式会社

東洋紡の配当権利日と支払い時期はいつ?

東洋紡は年1回の期末配当を実施してます。日本株でメジャーな3月末が決算ですね。

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

東洋紡の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移グラフ

東洋紡の過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2019年3月期の純利益は火災事故の影響で赤字です。2020年9月にも火災事故が発生して、減損損失もあり2021年3月期も厳しくなっています。気になる感じですね。

株価チャートの動きを確認

東洋紡の10年間の株価チャートの動きを見ていきます。

参照:SBI証券 東洋紡株価チャートより

株価1,100円あたりはかなり安い位置ですね。利回り的にも狙える感じがありますが、さまざまな影響を見極めながら行きたいですね。このまま配当が安定すればおいしくなりそうです。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします