日東工業(6651)の配当金診断。高い利回り・今後はある程度の安定期待も
勝手に配当金診断!
今回は分電盤などの電気機器メーカーの日東工業(6651)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
日東工業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての日東工業株:★★★☆☆
年間配当利回りは高いですが、配当性向も高めです。長期の安定配当狙いとしては慎重に判断したいですが、今後はある程度の安定にも期待が出来ます。
では詳しく見ていきましょう!
日東工業の株価と財務情報を確認
まずは日東工業の株価指標と財務状況を確認していきます。
日東工業の株価指標の確認
株価:2,961円
PER:11.6倍
PBR:1.05倍
時価総額:1,198億円
注:2024年8月6日のデータ
日東工業の配当利回りと配当性向を確認
日東工業の年間配当金は128円予定、株価は2,961円なので予想年間配当利回りは約4.3%です。
予想配当性向は約50%です。高い配当利回りですが、予想配当性向も高めですね。
日東工業の財務状況の確認
自己資本比率:62.6%
ROE:8.1%
ROA:5.1%
自己資本比率などの財務は特に問題なさそうですね
日東工業(6651)とは
日東工業は分電盤などの電気機器メーカーです。電設資材のキャビネットで国内トップシェアです。
日東工業の配当金について詳しく確認
日東工業の過去10年間の配当金推移を確認
日東工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
2023年3月期、2024年3月期はかなり大きく増配していますね。これまでの配当推移を見ると上下しており業績に連動する印象を受けますね。2025年3月期は大きく減配予定ですね。
日東工業の配当方針について
日東工業の配当方針は「連結配当性向50%を目標、DOEの下限を4%」としています。
2023年3月期、2024年3月期は連結配当性向100%を目標としていたので大きく増えた感じですね。DOEの下限を設定しているので、今後はある程度の安定に期待できそうですね。
日東工業の配当権利日と支払い時期はいつ?
日東工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
日東工業の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
日東工業過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
利益はやや上下していますね。2023年3月期、2024年3月期はあくまでも配当方針の変更で大きく増配しており、長期の安定配当狙いの場合、その後も考えたいですね。
株価チャートの動きを確認
下記は日東工業10年間の株価チャートの動きです。
株価3,000円あたりは高めの位置ですね。利回り的には十分狙えそうですが、過去の株価や配当推移を考えると慎重に判断したいですね。できれば、2,000円あたりで狙いたい感じもありますね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします