双日(2768)の配当金診断。利益と配当が戻り高い利回り

勝手に配当金診断!

今回は自動車、資源が主体の商社である双日(2768)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

双日の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての双日株:★★★☆☆

年間配当利回りは高く、予想配当性向も問題ありません。十分な配当利回りですが過去と比較して株価が高い点など注意するポイントもありそうです。

では詳しく見ていきましょう!

双日の株価と財務の情報を確認

まずは株価と財務状況の確認していきます。長期保有が前提とはいえ、現状もしっかり把握していきます。

双日の株価指標は割安だが、商社銘柄としては割と平均的

株価:3,748円

PER:8.4倍

PBR:0.92倍

時価総額:8,433億円

注:2024年2月8日のデータ

双日の配当利回りと配当性向を確認

双日の年間配当金は135円予定、株価は3,748円なので予想年間配当利回りは約3.6%です。

予想配当性向は約30%です。配当利回りは高く、予想配当性向は問題ないですね。

双日の財務データ

自己資本比率:32.1%

ROE:12.4%

ROA:4.0%

株価は商社銘柄ということもあり割安ですね。自己資本比率も商社銘柄という感じですね。

双日(2768)とは

双日は総合商社で主に自動車・航空・エネルギー・資源などを展開しています。大手商社の中でも非資源事業に注力しているのが特徴です。

参照:双日|Wikipedia

双日の配当金について確認

双日の過去10年分の配当金推移を確認

過去10年分の双日の配当金がどうなっているのか確認していきます。

2021年3月期はコロナの影響もあり大きく減配していますが、2022年3月期に完全回復。2024年3月期は増配予定としていますね。

双日の配当方針について

双日の配当方針は「連結配当性向30%程度を基本」と「DOE4%を下限配当(PBRによりベース異なる)」としています。予想配当性向は方針通りなので問題なさそうですね。

参照:配当・株主還元|双日株式会社

双日の配当権利日と支払い時期はいつ?

双日は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

双日の利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移グラフ

双日過去10年の経常利益と当期純利益をグラフにしてみました。

2020年3月期は減益、2021年3月期も大きく減益でしたが、2022年3月期に大きく回復。2023年3月期も増益ですね。

株価チャートの動きを確認

双日10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 双日株価チャートより

株価3,700円あたりは過去の株価と比較すると高い位置ですね。利回りは十分ですが、少し買いにくさがありますね。配当が減らなければ高い利回りですが、あくまでも「配当が減らなければ」なので、しっかり確認していきたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします