野村ホールディングス(8604)の配当金診断。高め利回りの可能性、配当推移は不安定

勝手に配当金診断!

今回はアジア最大の投資銀行・証券持株会社の野村ホールディングス(8604)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

野村ホールディングスの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての野村ホールディングス株:★★☆☆☆

年間配当利回りは高くなる可能性があります。しかし、利益に応じた配当と言う印象が強いため、長期で安定という観点からはやや狙いにくさがあります。

では詳しく見ていきましょう!

野村ホールディングスの株価と財務の情報を確認

まずは野村ホールディングスの株価指標と財務状況を確認していきます。

野村ホールディングスの株価指標の確認

株価:768.7円

PBR:0.66倍

時価総額:2兆4,318億円

注:2024年10月25日のデータ

野村ホールディングスの配当利回りと配当性向を確認

野村ホールディングスの年間配当金は23円、株価は768.7円なので年間配当利回りは約3.0%です(配当金は2024年3月期)

配当性向は約42%です。配当利回りは高めですが、配当性向も高めですね。

野村ホールディングスの財務状況の確認

自己資本比率:6.0%

ROE:5.8%

ROA:0.3%

PBRは割安ですね。自己資本比率は低いですが、金融業と考えるとそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。

野村ホールディングス(8604)とは

野村ホールディングスはアジア最大で世界的にも影響力を持つ投資銀行・証券持ち株会社です。子会社には野村證券、野村アセットマネジメント、野村信託銀行などがあります。

参照:野村ホールディングス|Wikipedia

野村ホールディングスの配当金について確認

野村ホールディングスの過去10年間の配当金推移を確認

野村ホールディングスの配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

配当金はバラツキがありますね。2019年3月期は赤字なので大きく配当が減ったという感じですね。バラツキが大きいと長期配当狙いとしてはちょっと狙いにくさはありますね。

野村ホールディングスの配当方針について

野村ホールディングスの配当方針は「半期毎の連結業績を基準として、連結配当性向30%を重要な指標のひとつ」としています。

必ず配当性向30%と言うわけではないですが、業績に応じた配当と言う印象を受けますね。

参照:資本政策|NOMURA

野村ホールディングスの配当権利日と支払い時期はいつ?

野村ホールディングスは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

野村ホールディングスの利益と株価チャートの動きを確認

経常利益と当期純利益の推移

野村ホールディングス過去10年分の経常利益と純利益のグラフを確認していきます。

2019年3月期は赤字ですね。2016年3月期も結構凹んでいるので、たまに利益が大きく減る時があるという感じですね。

株価チャートの動きを確認していきます

野村ホールディングス10年間の株価チャートの動きです。

株価800円あたりは過去と比較すると高い位置ですね。配当も長期安定と言う点で見ると慎重に狙いたいですね。利益が安定すれば配当も安定しそうですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします