FPG(7148)の配当金診断。高い利回りだが業績連動感が強め
勝手に配当金診断!
今回はリースファンド事業、不動産ファンド事業のFPG(7148)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
FPGの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしてのFPG株:★★☆☆☆
年間の配当利回りは高いですが、配当推移は不安定で業績連動の印象が強いです。今後の利益と配当がどうなるかを見ながら、慎重に狙いたいです。
では詳しく見ていきましょう!
FPGの株価と財務の情報を確認
まずはFPGの株価指標と財務状況を確認していきます。
FPGの株価指標の確認
株価:1,154円
PER:10.4倍
PBR:2.71倍
時価総額:1,028億円
注:2023年4月14日のデータ
FPGの配当利回りと配当性向を確認
FPGの年間配当金は56円予定、株価は1,154円なので予想年間配当利回りは約4.9%です。
予想配当性向は約50%です。配当利回りは高いですが、配当性向も高めですね。
FPGの財務状況の確認
自己資本比率:18.2%
ROE:23.3%
ROA:4.3%
自己資本比率は低いですが、業種を考えるとそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。
FPG(7148)とは
FPGは船舶やコンテナのリースファンド事業や不動産ファンド事業などを行っています。
FPGの配当金について確認
FPGの配当金推移を確認
FPGの配当金がどのように推移しているのかグラフにして見ました。

配当はばらつきが大きいですね。2020年9月期は大きく減配、2021年9月期も厳しくなりましたが、2022年9月期に大きく回復していますね。
FPGの配当方針について
FPGの配当方針は「継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、連結配当性向50%を目安とした配当を実施」としています。
気持ち高めの配当性向目安ですね。過去の配当金を見ても安定と言うよりは業績連動と言う印象ですね。
FPGの配当権利日と支払い時期はいつ?
FPGは期末の一括配当を実施してます。9月末が決算です。
期末配当の権利日:9月末
期末配当の支払日:12月頃
FPGの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
FPGの営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2020年9月期、2021年9月期の利益は厳しくなっていますね。その影響で配当も厳しくなったと見えますね。2022年9月期は回復し、2023年9月期も悪くなさそうですね。
株価チャートの動きを確認
FPG10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 FPG株価チャートより
株価1,100円くらいは高くはないですが、安くもないですね。配当利回りは高いので狙えそうですが、配当推移が不安定なので、慎重に判断したいですね。
株主優待制度
FPGの株主優待は1,000株以上、1年以上保有で2,000円のUCギフトカードです。保有株式数、保有期間が増えると金額が増えますが、1,000株が最低ラインなので少し難しそうな感じですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします