大林組(1802)の配当金診断。高利回りだが利益推移・配当性向が気になる
勝手に配当金診断!
今回は総合建設大手の大林組(1802)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
大林組の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての大林組株:★★★☆☆
年間配当利回りは高め、配当推移も問題ありません。株価は過去と比較すると高い位置で、利益推移・配当性向を見ると慎重に判断したいです。
では詳しく見ていきましょう!
大林組の株価と財務の情報を確認
まずは大林組の株価指標と財務状況を確認していきます。
大林組の株価指標の確認
株価:2,038円
PER:16.8倍
PBR:1.29倍
時価総額:1兆4,704億円
注:2024年11月11日のデータ
大林組の配当利回りと配当性向を確認
大林組の年間配当金は80円、株価は2,038円なので予想年間配当利回りは約3.9%です。
予想配当性向は約66%です。配当利回りは高め、予想配当性向も高めですね。
大林組の財務状況の確認
自己資本比率:37.8%
ROE:6.7%
ROA:2.5%
目立った割安感はないですね。
大林組(1802)とは
株式会社大林組は、日本の総合建設会社(スーパーゼネコン)です。
大林組の配当金について確認
大林組の過去10年間の配当金推移を確認
大林組の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。
配当金の推移は良いですね。2024年3月期は大きく増配しており、2025年3月期も増配予定ですね。
大林組の配当方針について
大林組の株主還元方針は「自己資本配当率(DOE)5%程度」としています。
DOE目安なので安定配当に期待が持てますね。
参照:株主還元方針|大林組
大林組の配当権利日と支払い時期はいつ?
大林組は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
大林組の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
過去10年分の大林組の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。
利益は2022年3月期に大きく減少していますね。その後は増えましたが、完全に戻った感じではないので注意して見ていきたいですね。
株価チャートの動きを確認
大林組の10年間の株価チャートの動きです。
株価2,000円あたりは過去と比較するとかなり高い位置ですね。配当利回り的には狙えそうですが、利益の推移や配当性向を考えると慎重に判断したいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします