太平洋セメント(5233)の配当金診断。安定配当だが気になる利益推移

勝手に配当金診断!

今回はセメント最大手の太平洋セメント(5233)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

太平洋セメントの配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての太平洋セメント株:★★☆☆☆

年間配当利回りは物足りなさがありますが、安定した配当推移です。利益が気になる感じなので慎重に確認してから狙いたいです。

では、詳しく見ていきましょう!

太平洋セメントの株価と財務の情報を確認

まずは太平洋セメントの株価と財務の状況を確認していきます

太平洋セメントの株価指標を確認

株価:2,650円

PER:7.76倍

PBR:0.63倍

時価総額:3,233億円

注:2023年9月29日のデータ

太平洋セメントの配当利回りと配当性向を確認

太平洋セメントの年間配当金は70円予定、株価は2,650円なので予想年間配当利回りは約2.6%です。

予想配当性向は約21%です。配当利回りは悪くは無いですが、やや物足りないですね。

太平洋セメントの財務状況を確認

自己資本比率:38.7%

ROE:—

ROA:—

株価指標は割安ですね。

太平洋セメント(5233)とは

太平洋セメントは日本最大のセメントメーカーです。前身企業のうち小野田セメントが三井系で、秩父セメントのメインバンクは当時の第一勧業銀行、日本セメントのメインバンクは当時の富士銀行であった。故に太平洋セメントは三井グループとみずほグループに属しているセメント会社といえる。

参照:太平洋セメント|Wikipedia

太平洋セメントの配当金について確認

太平洋セメント過去10年間の配当金推移を確認

太平洋セメント過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

2019年3月期は創立20周年記念配当が20円というのを考えると、配当は安定して推移していますね。しばらくは据え置きが続いていましたが、2022年3月期は増配。安定配当狙いとしては悪くないですね。

太平洋セメントの配当方針について

太平洋セメントの配当方針は23中期経営計画にて「3年間平均の総還元性向33%を目安に、安定的・継続的な配当を基本」としています。

特に問題のない感じですね。

参照:中期経営計画|太平洋セメント

太平洋セメントの配当権利日と支払い時期はいつ?

太平洋セメントは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

太平洋セメントの利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

太平洋セメント過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益推移はばらつきがありますね。2022年3月期は結構減少、2023年3月期は赤字なのが気になる感じですね。2024年3月期は大きく回復予想なので、しっかり確認していきたいですね。

太平洋セメントの株価チャートの動きを確認

太平洋セメント10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 太平洋セメント株価チャートより

株価2,600円あたりは、まだ安めの位置ですね。配当が安定していますが、利回り的にはもう少し欲しい感じもありますね。利益の推移も気になるので、注意しながら狙いたいですね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします