太平洋セメント(5233)の配当金診断。安定配当推移で高めの利回り
勝手に配当金診断!
今回はセメント最大手の太平洋セメント(5233)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
太平洋セメントの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての太平洋セメント株:★★★☆☆
年間配当利回りは高めで、安定した配当推移です。株価も安い位置なので安定配当狙いができそうな感じですが、利益がやや気になる感じなので慎重に確認してからいきたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
太平洋セメント(5233)とは
太平洋セメントは日本最大のセメントメーカーです。前身企業のうち小野田セメントが三井系で、秩父セメントのメインバンクは当時の第一勧業銀行、日本セメントのメインバンクは当時の富士銀行であった。故に太平洋セメントは三井グループとみずほグループに属しているセメント会社といえる。
太平洋セメントの株価と財務の情報を確認
まずは太平洋セメントの株価と財務の状況を確認していきます
太平洋セメントの株価指標を確認、割安ですね
株価:2,050円
PER:——
PBR:0.47倍
時価総額:2,501億円
注:2022年7月22日のデータ
太平洋セメントの財務状況を確認
自己資本比率:46.3%
ROE:5.7%
ROA:2.6%
株価指標は割安ですね。財務的にも大きな問題はないですね。
太平洋セメントの配当金について確認
太平洋セメント過去10年間の配当金推移を確認
太平洋セメント過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

2019年3月期は創立20周年記念配当が20円というのを考えると、配当は安定して推移していますね。しばらくは据え置きが続いていましたが、2022年3月期は増配していますね。安定配当狙いとしては悪くないですね。
太平洋セメントの配当利回りと配当性向を確認
太平洋セメントの年間配当金は70円予定、株価は2,050円なので予想年間配当利回りは約3.4%です。
予想配当利回りは高めですね。
太平洋セメントの配当方針について
太平洋セメントの配当方針は23中期経営計画にて「3年間平均の総還元性向33%を目安に、安定的・継続的な配当を基本」としています。
特に問題のない感じですね。
太平洋セメントの配当権利日と支払い時期はいつ?
太平洋セメントは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
太平洋セメントの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
太平洋セメント過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益推移はややばらつきがありますね。2022年3月期は結構減少しているのが気になる感じですね。
2023年3月期の業績予想は未定としているので、しっかり確認していきたいですね。
太平洋セメントの株価チャートの動きを確認
太平洋セメント10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 太平洋セメント株価チャートより
株価2,000円あたりは安い位置ですね。配当が安定しており、利回り的にも狙えそうな感じですが、利益が減少しているのは気になるので、注意しながら狙いたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします