太平洋セメント(5233)の配当金診断。安定利益・安定配当で高めの利回り
勝手に配当金診断!
今回はセメント最大手の太平洋セメント(5233)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
太平洋セメントの配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての太平洋セメント株:★★★★☆
年間配当利回りは合格ラインで、配当性向も問題ないです。配当・利益も安定した推移で株価も安めのラインなので安定配当狙いができそうな感じです。もちろん、将来も安定するとは言い切れないので慎重に確認してからいきたいです。
では、詳しく見ていきましょう!
太平洋セメント(5233)とは
太平洋セメントは日本最大のセメントメーカーです。前身企業のうち小野田セメントが三井系で、秩父セメントのメインバンクは当時の第一勧業銀行、日本セメントのメインバンクは当時の富士銀行であった。故に太平洋セメントは三井グループとみずほグループに属しているセメント会社といえる。
太平洋セメントの株価と財務の情報を確認
まずは太平洋セメントの株価と財務の状況を確認していきます
太平洋セメントの株価指標を確認、割安ですね
株価:2,362円
PER:7.3倍
PBR:0.56倍
時価総額:2,881億円
注:2021年12月14日のデータ
太平洋セメントの財務状況を確認
自己資本比率:45.5%
ROE:9.5%
ROA:4.3%
株価指標は割安ですね。財務的にも大きな問題はないですね。
太平洋セメントの配当金について確認
太平洋セメント過去10年間の配当金推移を確認
太平洋セメント過去10年分の配当金の推移をグラフで確認していきます。

2019年3月期は創立20周年記念配当が20円というのを考えると、配当は安定して推移していますね。しばらくは据え置きが続いていましたが、2022年3月期は増配予定ですね。安定配当狙いとしては悪くない配当推移ですね。
太平洋セメントの配当利回りと配当性向を確認
太平洋セメントの年間配当金は70円予定、株価は2,362円なので予想年間配当利回りは約3%です。
予想配当性向は約21%です。配当利回りは合格ラインで、予想配当性向も低めで問題ないですね。
太平洋セメントの配当方針について
太平洋セメントの配当方針は23中期経営計画にて「3年間平均の総還元性向33%を目安に、安定的・継続的な配当を基本」としています。
配当方針と予想配当性向を考えると、問題ないですね。
太平洋セメントの配当権利日と支払い時期はいつ?
太平洋セメントは年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算ですね
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
太平洋セメントの利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
太平洋セメント過去10年分の営業利益と当期純利益をグラフにしてみました。

利益推移は安定していますね。増えてはいないですが、大きく減少もしていないですね。伸び悩んでいるか、安定していると見るか難しいところですが、この利益が続けば配当もしばらくは安定しそうですね。
太平洋セメントの株価チャートの動きを確認
太平洋セメント10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 太平洋セメント株価チャートより
株価2,500円以下は安めの位置ですね。利回り的にも合格ラインで、現状では配当が減る可能性は低そうなので狙えそうな感じがありますね。もちろん、どんな銘柄でも株価が下がることはあるので慌てずにいきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします