勝手に配当金診断!
今回は国内2位の大和証券を核に資産運用・ネット銀行を運用する大和証券グループ本社(8601)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
大和証券グループ本社の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての大和証券グループ本社株:★★☆☆☆
年間配当利回りは高いですが配当が減少して推移しています。現状ではなかなか配当狙いで保有しにくいですが、利益が回復すれば配当も増えそうです。
では詳しく見ていきましょう!
大和証券グループ本社とは
大和証券グループは大和証券、大和総研ホールディングス、大和ネクスト銀行などを傘下に持つ金融持ち株会社ですね。日経平均株価にも採用されている銘柄です。
大和証券グループ本社の株価と財務の情報を確認していきます
まずは現在の大和証券グループ本社の株価指標と財務状況を確認していきます。
大和証券グループ本社の株価指標の確認。かなり割安・・・。
株価:456円
PBR:0.57倍
時価総額:7,749億円
注:2020年6月24日のデータ
大和証券グループ本社の財務状況の確認
自己資本比率:5.1%
ROE:5%
ROA:0.3%
PBRはかなり割安ですね。自己資本比率は低いですが、金融業と考えるとそこまで気にしなくても良いかもしれないですね。
大和証券グループ本社の配当金について確認
大和証券グループ本社の過去10年間の配当金推移を確認
大和証券グループ本社の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

ここ数年の配当は減少して推移していますね。配当が減少して推移しているのは配当狙いがしにくいですね・・・。
大和証券グループ本社の配当利回りと配当性向を確認してみた
大和証券グループ本社の年間配当金は20円、株価は456円なので年間配当利回りは約4.3%です(配当金は2020年3月期の20円として計算)
配当性向は約51%です。配当性向は高めですね。
大和証券グループ本社の配当方針について
大和証券グループ本社の配当方針は「連結業績を反映して半期毎に配当性向50%以上の配当を行う方針」としています。
ここ数年、50%前後で推移しており利益に応じて配当を出すという感じですね。
大和証券グループ本社の配当権利日と支払い時期
大和証券グループ本社は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。
中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
大和証券グループ本社の利益と株価チャートの動きを確認していきます
営業利益と当期純利益の推移
大和証券グループ本社過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

2011年3月期、2012年3月期は赤字です。ここ数年は利益が減少していますね。2021年3月期の業績予定は開示していないですが、どこまで盛り返せるかですね。
株価チャートの動きを確認していきます
大和証券グループ本社10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 大和証券グループ本社株価チャートより
株価は結構下落して推移していますね。業績が悪くて配当も減っているので当然と言えば当然ですが、2021年3月期の業績が良くなり、配当を維持、増配できれば結構狙い目かもしれないですね!
大和証券グループ本社の株主優待について
大和証券グループ本社の株主優待はカタログギフトみたいな感じですね。最低でも1,000株必要ですね。今だと50万円くらいですか。。。個人的には目安となる配当性向を50%としてる中で優待も実施となると、少し考えてしまいますね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な判断です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします