沖電気工業(OKI)(6703)の配当金診断。赤字予想で減配予定
勝手に配当金診断!
今回は通信機器、ATMなどの情報機器製造メーカーの沖電気工業(6703)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。
沖電気工業の配当金狙い総合判定結果
配当狙いとしての沖電気工業株:★☆☆☆☆
年間配当利回りは悪くはないですが、赤字予想で減配予定です。利益推移も厳しいですが、株価は安めで利益が回復すればおいしくなる可能性もありそうです。
では詳しく見ていきましょう!
沖電気工業の株価と財務情報を確認
まずは沖電気工業の株価指標と財務状況を確認していきます。
沖電気工業の株価指標の確認
株価:711円
PER:—–
PBR:0.66倍
時価総額:620億円
注:2023年2月17日のデータ
沖電気工業の配当利回りと配当性向を確認
沖電気工業の年間配当金は20円予定、株価は711円なので年間配当利回りは約2.8%です。
純利益は赤字予想です。利回りは悪くはないですが、赤字予想なのは厳しいですね。
沖電気工業の財務状況の確認
自己資本比率:24.4%
ROE:2.2%
ROA:0.5%
PBRは割安です、自己資本比率は低いですね。
沖電気工業(6703)とは
沖電気工業株式会社は情報機器を主体に製造するメーカーです。通称は「OKI」、「沖電気」。芙蓉グループに属しています。NTTグループとの関係も強いです。
沖電気工業の配当金について確認
沖電気工業の過去10年間の配当金推移を確認
沖電気工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

しばらく配当金は据え置きでしたが、2021年3月期に大きく減配していますね。2022年3月期はやや回復していますが、2023年3月期も減配予定で厳しい感じがありますね。
沖電気工業の配当方針について
沖電気工業の配当方針は「安定的な利益還元を継続することを最重要視し、業績も勘案した上で配当金額を決める」としています。
具体的な数値目安はないですが、これまでの配当推移を見るとやむを得ず減配した感じですね。業績悪化で配当を減らすのは、ある意味正しいとも言えそうですが、長期安定配当狙いとしてみると狙いにくくなりますね。
参照:配当金について|OKI
沖電気工業の配当権利日と支払い時期はいつ?
沖電気工業は年1回の期末配当を実施してます。3月末が決算です。
期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃
沖電気工業の利益と株価チャートの動きを確認
営業利益と当期純利益の推移
沖電気工業過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益は結構上下していますね。2021年3月期の純利益は赤字で苦戦しているのが見えますね。2022年3月期は黒字に回復していますが、2023年3月期は純利益が赤字予想で配当が戻るには大きく利益が回復しないと難しそうな感じですね。
株価チャートの動きを確認
下記は沖電気工業10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 沖電気工業株価チャートより
株価700円あたりはかなり下落した場所ですね。過去の株価を見ると狙えそうですが、赤字予想で減配予定とかなり厳しいので株価も安いと言えそうですね。利益が回復すればお得になりそうですが、かなり慎重にいきたいですね。
注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします