日東工業(6651)の配当金診断。高い配当性向目標で高い利回り

勝手に配当金診断!

今回は分電盤などの電気機器メーカーの日東工業(6651)の配当金の推移と今後の配当について考えてみました。

日東工業の配当金狙い総合判定結果

配当狙いとしての日東工業株:★★★☆☆

年間配当利回りはかなり高いです。配当方針の変更で大きく増配しており、高い予想配当性向です。長期の安定配当狙いとしては慎重に判断したいです。

では詳しく見ていきましょう!

日東工業の株価と財務情報を確認

まずは日東工業の株価指標と財務状況を確認していきます。

日東工業の株価指標の確認

株価:4,205円

PER:20.4倍

PBR:1.52倍

時価総額:1,701億円

注:2024年2月9日のデータ

日東工業の配当利回りと配当性向を確認

日東工業の年間配当金は206円予定、株価は4,205円なので予想年間配当利回りは約4.9%です。

予想配当性向は約100%です。配当利回りは高いですが、予想配当性向も高いですね。

日東工業の財務状況の確認

自己資本比率:68.9%

ROE:5.2%

ROA:3.6%

自己資本比率などの財務は特に問題なさそうですね

日東工業(6651)とは

日東工業は分電盤などの電気機器メーカーです。電設資材のキャビネットで国内トップシェアです。

参照:日東工業|Wikipedia

日東工業の配当金について詳しく確認

日東工業の過去10年間の配当金推移を確認

日東工業の配当金がどのように推移しているのか10年分をグラフにして見ました。

2023年3月期はかなり大きく増配していますね。これまでの配当推移を見るとやや上下しており業績に連動する印象を受けますね。2024年3月期も大きく増配予定ですね。

日東工業の配当方針について

日東工業の配当方針は「2023年3月期、2024年3月期は連結配当性向100%を目標」としています。

元々は30%を目標としていたので、かなり大きく変更していますね。ただ、あくまでも2023年3月期、2024年3月期としているので、それ以降どうなるかはしっかり確認したいですね。

参照:株主還元|日東工業株式会社

日東工業の配当権利日と支払い時期はいつ?

日東工業は年2回 (中間・期末) の配当を実施してます。3月末が決算です。

中間配当の権利日:9月末
中間配当の支払日:12月頃

期末配当の権利日:3月末
期末配当の支払日:6月頃

日東工業の利益と株価チャートの動きを確認

営業利益と当期純利益の推移

日東工業過去10年分の営業利益と純利益のグラフを確認していきます。

利益はやや上下していますね。2023年3月期はあくまでも配当方針の変更で大きく増配しており、2024年3月期も同様に高配当ですが、長期の安定配当狙いの場合、その後も考えたいですね。

株価チャートの動きを確認

下記は日東工業10年間の株価チャートの動きです。

参照:SBI証券 日東工業株価チャートより

株価4,200円あたりはかなり高い位置ですね。現状の利回り的には狙えそうですが、過去の株価や配当性向30%だとどうなるかを考えると難しいですね。できれば、2,000円あたりで狙いたい感じがありますね。

注:長期保有の配当金狙い投資としてのあくまでも個人的な感想です。投資の判断はくれぐれも個人の判断でお願いします